福島県:86人甲状腺がん「放射線の影響とは考えにくい」

毎日新聞 2015年03月24日 21時19分(最終更新 03月24日 23時29分)

 ◇子ども対象の甲状腺検査で中間報告まとめ

 東京電力福島第1原発事故で、福島県は24日、子どもを対象に行っている甲状腺検査に関する専門家による評価部会を開き、中間報告をまとめた。昨年末現在で見つかった86人の甲状腺がんについて「放射線の影響とは考えにくい」とした。

 理由として、1986年のチェルノブイリ原発事故と比べて被ばく線量が少なく、放射線の影響を受けやすい5歳以下でがんが発見されなかったことなどを挙げた。対象は18歳以下の約37万人で、約30万人が1巡目の検査を受けた。2巡目の検査は14年4月から始まり、来年度末までの予定。【岡田英】

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