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　ＮＨＫの籾井勝人会長が私用のゴルフで使ったハイヤーの代金をＮＨＫが立て替えていた問題で、「ＮＨＫを監視・激励する視聴者コミュニティ」など１８の市民団体は２３日、「公私混同以外の何物でもない」として、籾井会長に辞任を求める申入書を提出した。また会長任免権がある経営委員会に対しても、会長を罷免（ひめん）するように申し入れた。

　申入書では、今回の問題を「公共放送のトップに立つ人物がわきまえるべき節度、見識、ひいては人格のいずれに照らしても失格と断じるほかありません」として、これまでの「失言」が示す不適格性と合わせて直ちに辞職すべきだとしている。

　また１８団体は同日、放送倫理・番組向上機構（ＢＰＯ）に対し、籾井会長が従軍慰安婦問題に関連して、「政府のスタンスがよくまだ見えない。（番組作りは）慎重に考えなければならない」と発言したことをＮＨＫが視聴者に十分に伝えていないとして、審議を求める意見書を発送した。