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堀込泰三堀込泰三  - ,,  07:00 PM

いまさら聞けない大人のための衛生講座

いまさら聞けない大人のための衛生講座

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大人になるまでの過程で、衛生について教えてくれる授業はありません。これに関しては子どもの頃に両親が教えてくれたはずだとは思いますが、大人になったときの衛生に対する知識のギャップは大きなものになります。

先日、大人になる過程で教わらなかった必須スキルについて、米Lifehackerでは読者アンケートを実施しました。たくさんの反響をいただく中、もっとも多かったのが、この衛生に関するスキルなのです。これはうなずける結果です。毎日あたり前にやっているがために、外で学ぶことがないのです。ということで、この記事を読んで、基礎に戻ってやり直しましょう。


スタートは毎日の習慣作りから


衛生に関連するスキルとしてまず挙げられるのが習慣化すること。正しい歯磨きのしかたを知っていても、週に1度やるだけでは意味がないのです。そこで、衛生に限らず、すでに習慣になっている分野を思い出して、どうやってそれを身につけたのかを振り返ってみましょう。

新しい習慣を確立するには、既存の習慣に相乗りさせるのがベスト。たとえば、すでに歯磨きが習慣になっているなら、そこにフロスをくっつける(それがダメならシャワーでフロスする)などの方法です。柔軟に物事の順序を入れ替えることも必要ですが、できるだけ既存の習慣に近くなるようにしましょう。習慣の確立には時間がかかることもあるので、気長に取り組むことです。


正しいシェービングの仕方


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大人になるまでに学べなかったものの中でも、間違えると血を流すものと言えば、シェービングです。シェービングにはいろいろな方法がありますが、これが正解というものはありません。特に、男女の差は劇的です。それでも、全員に共通する基本について見ていきましょう。

最初にすべきは、手段を選ぶこと。電気カミソリは、長期的コストは下がるものの、深剃りは期待薄。つまり、ジョリジョリ感が残るので、剃る頻度を増やさなければなりません。使い捨てカミソリはその反対で、ジョリジョリ感の少ない結果が得られるものの、頻繁な買い替えが必要です。

シェービングする部分を決めたら、やり方を学びましょう。女性向けの脚の剃り方は、こちらの動画がオススメです。男性のあごひげは、剃るのか短くトリムするのかで対応が異なります。後者の場合、こちらの動画を参考に、クールなあごひげをキープしてください。ばっさり剃ってしまうなら、「About.com」に解説が掲載されています。

当然、カミソリを肌に滑らせることだけがシェービングではありません。剃る方法だけでなく、タイミングも大事です。「WikiHow」では、シャワーでシェービングをする場合、温かいお湯を使って、最後にシェービングすることを勧めています。温かいお湯を使うことで、肌への刺激が減るそうです。


正しいシャワーの浴び方


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シャワーは、衛生のためにも健康のためにも大事です。水を流しながら石けんを身体にこすりつけるという、比較的シンプルな過程ながら、気をつけることがいくつかあります。最初に、身体を洗う順番について考えてみましょう。まずは、お湯を浴びます。温かいお湯を使うことで、汚れが落ちやすくなります。熱すぎると肌が乾燥してしまうので要注意。

上にも書いたように、シェービングは最後に残しておきます。顔を洗うのも、できるだけ最後の方がいいでしょう。顔は、長時間温かいお湯に触れさせることによるメリットが大きいエリアなのです。かといって、あまり時間をかけすぎてもいけません。女性向けウェブメディア「Jezebel」が実施したDr. Sanjy Jain医師へのインタビューによれば、10から15分を越えるシャワーは、健康な油分を落としてしまうので、肌にとって逆効果になってしまうのだとか。

また、シャワー以外でも気を付けることがあります。「Women's Health Magazine」が指摘するように、身体を洗うためのナイロンタオルやスポンジは、定期的に洗ってください。



ナイロンタオルやスポンジは、細菌やカビ、酵母の温床になります。皮膚科医のJoel Schlessinger医学博士は、スポンジを使うなら、月に1回は取り替えることを勧めています。

スポンジを清潔に保つには、使用するたびに完全に乾かすこと。そのためには、湿気の多いシャワー室の外に保管することも必要かもしれません。タオルの場合は、毎日洗濯済みの物を使い、顔には使わないようにしましょう。

タオルは肌にとって刺激になるので、乾燥、吹き出物、場合によっては痛みを引き起こします。ですので、特に顔は、手で洗うようにしてください。


バスタオルも、定期的な洗濯が必要です。それから、石けん、シャンプー、コンディショナーなどは、いろいろ試して、自分に合ったものを見つけてください。また以前に、ヘアケア製品の選び方を紹介したこともあります。


正しい歯の磨き方



歯磨きは、身体のほかの部分の洗い方よりもずっと複雑です。サボったときの代償も大きいので要注意。虫歯の進行は速いですよ。歯の外側を10秒間ブラッシングするだけでは不十分。上の動画にもあるように、1回2分以上、1日2、3回は磨きましょう。歯を4つのセクション(上の左・右、下の左・右)に分けて、それぞれ30秒ずつ磨くのです。

歯磨きのあとは、フロス(歯と歯のすき間の歯垢を取り除くこと)も忘れずに。「Oral B」では、シンプルなフロスのしかたを、4ステップで解説しています。



  • 巻き付ける:18インチ(46cm)のフロスを、両手中指に巻き付けます。間に1から2インチ(2.5から5cm)の距離を置いて、親指と人差し指ではさみます。上の歯をフロスするときには、親指を使います。

  • ガイドする:ぴんと張った状態をキープします。下の歯の場合、人差し指を使ってガイドします。

  • 前後に動かす:歯の間をジグザグに動かします。その際、フロスが折れないようにすること。歯の側面に沿わせるようにしてください。

  • 上下に動かす:歯の表面から歯肉線の下まで動かします。フロスのきれいな部分を使って、すべての歯を徹底的にフロスしてください。


フロスは、歯に挟まった食べカスを取ることだけが目的ではありません。口臭対策にも大きな効果を発揮するのです。口臭対策をするなら、舌にも注目してください。オーラルケアで忘れられがちな舌ですが、細菌の温床になりやすく、口臭の原因になります。舌ブラシを使えば、舌に隠れた細菌を削ぎ落すことができます。歯ブラシの裏側に舌ブラシが付いていることもあるので、確認してみてください。


その他の必需品


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身体洗い、消臭、美容などに関連する商品は、無数に存在しています。その中から、必要なものとそうでないものを賢く見分けてください。たとえば以下のものを、レパートリーに加えてみてはいかがでしょう。

  • デオドラント:基本的には、体臭対策です。過去にも紹介したように、ブランドによる違いはあまりなく、問題はどの香りを選ぶかだけです。無臭のデオドラントもあるのでご一考を。夜寝る前に制汗剤を使うのも効果的です。

  • マウスウォッシュ:適切なオーラルケアを実践しているなら、マウスウォッシュは必ずしも必要ではありませんが、使っても問題はありません。ただし、歯磨きの代わりとしてだったり、口臭を隠すために使うのはNG。根底にある問題を解決してください。

  • 香水/コロン:人工の香りを使うかどうかは、個人の好みによります。香水やコロンを試してみたいと思ったら、つけすぎにならない量を知ることから始めてください。


外見や衛生を改善する方法は、驚くほどたくさん紹介されています。でも、おしゃれな商品の多さに圧倒されないで。定期的に体を洗う、髪をきれいに整える、香りを付け足すなら上限を決めてという、基本を忘れないようにしてください。


Alan Henry(原文/訳:堀込泰三)

Photos by Juhan Sonin, Steven Dopolo, Gregg O'Connell.

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