アップル、Apple TV刷新へ 6月に発表 家庭用据え置き型ゲーム機に参入か
Mar 23, 2015 01:53 PM JST
米アップルが、現在提供中のセットトップボックス「Apple TV」を刷新し、スペックと機能を向上させるという情報が入ってきた。
情報筋によると、次期Apple TVは、音声によるパーソナルアシスタント機能「Siri」に対応し、より番組検索等がしやすくなるという。また、次期Apple TVは「App Store」にも対応する模様。これにより、ユーザーはApp Storeでアプリを購入し、Apple TVで直接楽しむことができるようになる。一方、開発者はApple TV向けアプリを開発し、App Storeで提供することが可能になるとみられている。
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さらに、次期Apple TVは、iPhone 6/6 Plusに搭載されている最新のA8プロセッサを採用するほか(現行モデルはA5チップ)、内蔵ストレージの容量も現在の8GBから増加されると見込まれている。
Apple TVにA8チップが採用されることにより、高画質の4K動画の再生が可能になるという噂もある。Apple TVが4Kサービスに参入するとしたら、他社にとって脅威になるに違いない。
また、高性能なA8チップの搭載により、アップルはApple TVでより高水準のゲームを提供することが可能となる。このため、App Storeへの対応と組み合わせて、アップルは家庭用ゲーム分野に参入するのではないかという噂も出ている。つまり、Apple TV端末を“家庭用据え置き型ゲーム機”として使用し、App Storeからゲームソフトをダウンロードして遊ぶという仕組みだ。このようなゲームビジネスは、ソニーが「プレイステーション」、米マイクロソフトが「Xbox」でそれぞれ展開しているものであり、もし噂が事実なら、今後は家庭用ゲーム分野のシェア争いが激しくなると思われる。
次期Apple TVの価格は判明していないが、現行モデルの価格は米国では69ドル(日本では8200円)だ。この価格は、先日3月10日に引き下げられたばかりの新価格で、以前は米国では99ドル(日本では9800円)だった。しかし、今回の噂が事実なら、この価格はいずれ引き上げられることになりそうだ。または、iPhone/iPadシリーズと同様、Apple TVもシリーズ化し、次期モデルを「Apple TV 2」として展開する可能性も考えられる。
次期Apple TVはサイズも大型化しそうだ。現行モデルのサイズは縦98mm、横98mm、高さ23mm、重さ272gの小型端末だが、噂が事実なら、次期モデルはプレイステーションやXbox並みのサイズに大型化されるだろう。
なお、次期Apple TVは、6月に開催されるアップル主催の開発者向けイベント「WWDC 2015」で発表される予定だという。発売開始は9月以降になる見込み。アップルは毎年、6月のWWDCでその年にリリースする新商品・サービスを発表し、開発者にアプリやソフトウェアの開発キットを提供しているため、このスケジュールはほぼ確定していると思われる。
今回Apple TV端末の刷新が取り上げられたが、アップルは今年、ネットテレビサービスに本格参入するという噂もある。報道によると、アップルは現在、複数の米テレビ局と協議しており、ABC、CBS、Foxなど主要なテレビ局を含む約25チャンネルが参加する予定。アップルはケーブルテレビ(CATV)の廉価版として独自のネットテレビサービスを展開し、CATV大手のシェアを奪う戦略とみられている。なお、同サービスについてもWWDCで発表されると予想されている。
ネットテレビサービスについては、先週3月18日にソニーが「プレイステーション ヴュー(PS Vue)」を提供開始するなど、現在全米で注目を浴びている。同サービスはソニーの家庭用据え置き型ゲーム機「プレイステーション 4(PS4)」および「プレイステーション 3(PS3)」で利用することができる。
Apple TVがネットテレビに対応し、かつソニーのプレステのように質の高いゲームを楽しめる画期的な端末に生まれ変わるのか。今後の動向に注目したい。
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