OS X:外部ボリュームに OS X をインストールする

外部ボリュームに OS X をインストールする方法について説明します。

ディスクのパーティション構成によっては、OS X のインストーラで、復元システムを作成できないと表示されることがあります。この問題が発生し、OS X をインストールまたはアップグレードできない場合は、まずハードディスクの内容をバックアップして消去する必要があることがあります。これを行うには、インターネット復元 または 復元ディスクアシスタント を使えます。また、各外部ボリュームに OS X をインストールできます。

外部記憶装置に OS X をインストールする

以下の手順にそって、Mac から外部 USB、FireWire、SDHC/SDXC カード、または Thunderbolt 記憶装置に OS X をインストールします。

注意:通常、OS X をインストール、アップグレード、または再インストールするのに、ドライブの内容を消去する必要はありません。以下の手順は、復元システムを含む外部ボリュームを作成するためのものです。

重要:以下の手順を実行すると、記憶装置の内容は消去されます。Windows 用にフォーマットされている記憶装置 (FAT または NTFS ファイルシステムでフォーマットされているもの) は、再フォーマットされます。記憶装置に格納されている重要なファイルは、別のドライブにバックアップしてください。

  1. USB、FireWire、または Thunderbolt 対応の記憶装置を Mac に接続します。または、SD カードスロットに SDHC/SDXC カードを挿入します (スロットを備えている Mac の場合)。
  2. 「/アプリケーション/ユーティリティ」フォルダにあるディスクユーティリティを起動して、「続ける」をクリックします。

記憶装置の内容を消去して、再フォーマットします。

  1. 接続した記憶装置をクリックします。装置のサイズは GB 単位で表示されています。
  2. 「パーティション」タブをクリックします。
  3. 「パーティションのレイアウト」ポップアップメニューから、「1 パーティション」を選択します。
  4. 「オプション」をクリックします。注意:パーティションを複数選択しないでください。
  5. 「GUID パーティションテーブル」ラジオボタンをクリックして、「OK」をクリックします。
  6. 「フォーマット」フィールドで、「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」を選択します。
  7. 「適用」をクリックします。
  8. ドライブの名前を「名前」フィールドに入力します。
  9. 「パーティション」をクリックして、選択したドライブの内容が消去され、再フォーマットされることを確認します。
  10. 再フォーマットのプロセスが完了したら、「ディスクユーティリティ」メニューから「ディスクユーティリティを終了」を選択します。

OS X をインストールする

Apple () メニューから Mac App Store アプリケーションを開きます。Mac App Store の「購入済み」パネルには、通常 OS X が「インストール済み」であると表示されます。これによって、コンピュータに同じバージョンの OS X がすでにインストールされているときに、OS X をダウンロードしてしまわないようになっています。

インストーラを再ダウンロードするには、「option」キーを押しながら「購入済み」タブをクリックします。ダウンロードしたいアイテムの右にあるボタンが「インストール」に変わります。変わらない場合は、Spotlight を使ってコンピュータで「OS X インストール」を検索します。接続されているドライブに、同じ OS X インストーラのコピーがすでに存在する可能性があります (通常は「アプリケーション」フォルダにあります)。

インストーラをダウンロードし、発見したら、以下の手順にそって、外部ボリュームに OS X をインストールします。

  1. Mac App Store でダウンロードした OS X インストーラを起動します。インストーラは通常「アプリケーション」フォルダにあります。
  2. 画面の指示にそって OS X をインストールします。
  3. インストール先のドライブを選択するよう求められたら、「すべてのディスクを表示」ボタンをクリックします。今回の作業のために接続した外部記憶装置を選択する必要があります。Mac の通常の起動ドライブではありません。

外部デバイスへのインストールが完了したら、これを使ってコンピュータを起動できます。この後、ディスクユーティリティ、Mac App Store、および OS X インストーラを使って、コンピュータの通常の起動ドライブに OS X をインストールしたり、OS Xを消去してからインストールしたりできます。将来、通常の起動ドライブに復元システムを作成できない場合も、必要な場合は、今回準備した外部ドライブを接続することで、復元システムを再インストールまたは修復できます。これを行うには、「command + R」キーを押しながらコンピュータを再起動して、外部復元システムから起動するだけです。

関連情報

  • この記事の手順を実行すると、記憶装置の内容が消去および再フォーマットされます。
  • OS X Lion 以降をインストールして復元パーティションを作成するには、必ず記憶装置に 13 GB 以上の空き容量 (フォーマット後) が必要です。
  • この記事では、GUID パーティション方式と Mac OS 拡張 (ジャーナリング) フォーマットを使うように記憶装置を設定する手順を説明しています。この 2 つは、外部記憶装置に OS X Lion をインストールして復元用パーティションを作成するための要件です。
  • 外部記憶装置に格納されている重要なファイルは、別のドライブにバックアップしてください。
  • この手順にそってインストールする OS X は、作成に使った Mac で利用できるバージョンになります。この OS X システムを別のモデルの Mac に使うと、予期できない結果を招くことがあります。
  • この手順では、OS X をダウンロードしてインストールするリクエストを認証するため、コンピュータのシリアル番号が Apple に送信されます。
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