世田谷一家殺害「血のついた男」目撃情報

　１５年前、東京・世田谷区で一家４人が殺害された事件で、「現場近くで手に血のついた男を見た」という目撃情報が警視庁に寄せられていたことがわかった。

　１５年前の１２月３０日に宮沢みきおさん一家４人が殺害された事件について、警視庁は、犯人が１２月３１日午前１時過ぎにパソコンを操作した後、未明の時間帯に逃走した可能性があるとみて目撃者を捜している。犯人は手にケガをしたとみられているが、捜査関係者によると、１０年前、捜査本部に女性から、「現場近くで左手に血がついた男を見た。男は道を飛び出して来て、私の車に接触した」などと電話で目撃情報が寄せられていたという。

　この女性は名前などを名乗らず、その後、連絡が取れていないということで、女性が目撃した時間帯ははっきりとはしていないが、犯人が逃走したとされる未明の時間帯の可能性もあるという。警視庁は、犯人につながる情報の可能性もあるとみて、情報提供を求めている。

　情報提供先：警視庁成城警察署　０３－３４８２－０１１０