さしこ、総選挙出場「決めてません」地元・福岡開催も有利説一蹴！

　福岡・博多を拠点に活動するアイドルグループ、ＨＫＴ４８が２２日、初の沖縄公演を宜野湾市海浜公園野外劇場で行った。地元・福岡市のヤフオク！ドームで６月６日に開催されることになった「ＡＫＢ４８第７回選抜総選挙」の開票イベントについて、ＨＫＴを引っ張る指原莉乃（２２）が仰天発言。Ｖ奪還の期待がかかるのに、出馬について「まだ決めてません」と態度を保留した。

　まさか、不出馬も！？　“ホーム開催”で追い風が吹くはずなのに、Ｖ本命の指原がＭＣで驚かせた。

　「出馬は、まだ決めてません。迷っています」

　指原率いるＨＫＴは、初の全国ツアー「ＨＫＴ４８全国ツアー〜全国統一終わっとらんけん〜」の沖縄公演を開催。選抜メンバー２８人が４月２２日発売の新曲「１２秒」を初披露するなど２７曲を歌い踊り、約２２００人を沸かせたが、ＡＫＢ選抜総選挙をめぐるトークでどよめきが起こった。

　選抜総選挙の開票イベントは、地元・福岡ヤフオク！ドームでの開催が１９日に発表されたばかり。首都圏以外の開催は初めてで、福岡開催によってインターネット上で「ＨＫＴに有利じゃないの？」といった憶測が飛んでいた。ＨＫＴ４８劇場からヤフオク！ドームまで直線距離で約３５０メートル。ＨＫＴのファンが“地元開催”に燃え、追い風だと言われていた。

　ＨＫＴ劇場支配人を兼務する指原はこの日のトークで、悩ましげな表情をしながら「総選挙を東京でやったから（東京・秋葉原が本拠地の）ＡＫＢのメンバーがたくさん入ったとは思わない」と反論。その上で自身の不出馬をにおわしたのだ。開演前にも報道陣の取材に、地元有利説があるからこそ「出馬するか迷ってます」と吐露した。

　史上初の連覇を狙った昨年、渡辺麻友（２０）に阻まれて２位になり、壇上で「すごくすごく悔しい。来年は絶対に１位になります」と絶叫していたのだが…。立候補の受付期間は今月２５〜２９日。政治の世界では、最後に出馬を表明する“後出しじゃんけん”が有利な場合もあり、さしこの動向から目が離せなくなりそうだ。