日本語字幕付き映像の作成         戻る 

字幕切り替えができるDVDの作成


1.用意するフリーソフト
  ・DAEMON Tool(フリー版)・・ISO形式のDVDファイルを使って仮想DVDプレヤーになります。
  ・DVD Decrypter・・・・・・・・・・ISO形式のファイルからDVDを作成できます。
                    また、DVDをいろいろな形式で出力する事もできます。
  ・SubtitleCreator・・・・・・・・・・SRT形式の字幕ファイルをSUP形式に変換します。
                    IfoEditでDVDに字幕を埋め込む場合はSUP形式にする必要があります。
  ・IfoEdit・・・・・・・・・・・・・・・・・IFO形式のDVDファイルに字幕を埋め込むために使用します。
                    他にDVDの基本構成情報が編集できるようです。
                    (これが、このソフトの本来の機能かもしれません?)

  本作成手順はフリーソフトで作成する方法になります。
  市販のツールでベガシス社の「TMPGEnc Authoring Works 5」で作成出来たとの投稿を頂きました。(2012年6月3日)
  ご検討ください。

2.仮想DVDの起動
  字幕を作成したいタイトルのDVDを準備します。
   
    (1)「DAEMON Tool」を起動します。
    (2)ドライブをダブルクリックし、ここで 1話毎に分割作成したISO形式ファイルを指定します。



3.DVDの情報の分割抽出
  DVDのソース情報を映像ファイル、音声ファイル、字幕ファイル、チャプター情報ファイルに分割します。
  
    (1)「DVD Decrypter」を起動します。
    (2)「モード(M)」から「IFO」を指定します。
    (3)「ツール」の「各種設計」を開き、「IFOモード」の各項目を下記のように設定します。



    (4)「入力元」から読み込むDVDドライブを指定します。
    (5)右側の「ストリーム処理」のタブを選択し、「ストリーム処理有効」にチェックします。
    (6)その下のVideoの項目を各々クリックし、「分離」に設定します。
    Audio,Subtitleの項目も同様に設定します。



    (7)出力先を指定し、その下の変換画像をクリックすると抽出が開始します。

4.SUP形式ファイルへの変換

    (1)「画像のフォーマット」の「ビデオ・フォーマット」から「NTSC」を指定します。
 


    (2)「ファイル」から「テキスト形式の字幕を開く」を実行し、変換したいSRT形式ファイルを指定します。
    (3)「画像のフォマット」から「フォントの変更」を指定してください。
        フォントは「MS Pゴシック」などの日本語を指定してください。スタイル、サイズを指定します。
        「MS Pゴシック」、「標準」、20ポイントが良いようです。
    ※訂正:26ポイントの方が見易いようですので3/27にダウンロードファイル(SUP形式)を更新しました。  



    (4)画面内の黄色の枠をドラッグして、表示したい字幕の位置を調整します。
        また、枠をマウスを使って左右に広げてください。(下記参照ください)
    (5)「ファイル」から「SUPに名前を付けて保存」を実行します。
        これで、SUP形式ファイルに変換されます。




5.字幕のオーサリング
  前記の「DVDの情報の分割抽出」で生成したDVD情報を使って字幕を挿入します。

    (1)「IfoEdit」を起動し、「オーサリング」「DVD-Videoの新規作成」を実行します。
    (2)下記の画面から前記の「DVDの情報の分割抽出」で生成した「画像ファイル」「音声ファイル」
        「チャプター情報ファイル」(IFOEDIT.TXT)を指定します。
        字幕ファイルはSUP形式ファイルを指定します。
    英語と日本語の両方の字幕を指定する事もできますが、英語のSUP形式ファイルは用意していませんので
    上記の3の方法で作成してください。
        音声ファイル、字幕ファイルを指定する場合は、各々その国名も指定します。
        ※国名を指定する場合は選択後に再度テキストボックスをクリックしないと確定しない場合があります。  
    (3)「保存先フォルダ」を指定し「OK」でオーサリング開始します。




    (4)オーサリング終了したら、下記の画面から字幕の色を指定します。
    (5)「VTS_01_0.IFO」内の「VTS_PGCITI」の「VTS_PGC_1」をクリックし、下ウインドウのスクロールを下げていくと
        Color 0 Y Cr CB 
        Color 1 Y Cr CB
        Color 2 Y Cr CB
        Color 3 Y Cr CB
     の項目が見つかります。




    (6)この項目をダブルクリックすると変更画面が表示されます。



    (7)字幕文字色は16進数で入力します。
   下記のいずれかにすると見やすいようです。

              白文字の場合  黒文字の場合   
    Color 0 Y Cr CB → 10  96 33   EB 80 80 
    Color 1 Y Cr CB → EB  C9 60   EB 80 80
    Color 2 Y Cr CB → 10 80 80   EB 80 80
    Color 3 Y Cr CB → EB 80 80   10 80 80 

              ※白文字のコードを変更:2012/3/25

    (8)「保存」→「はい」で保存します。
    (9)「DVD再生」でオーサリングされた字幕の確認ができます。

6.DVDの作成

    上記で作成されたVOB形式のDVDファイルは、一般にDVDドライバーに付属されているプレーヤーソフト
  (読込み時にフォルダを指定)で観賞が可能です。

  DVDを作成する場合は、「ImgBurn」などを使ってそのままDVDを作成する事ができます。
  また、「DVD Shrink」から「ファイルを開く」で上記で作成したVOBフォルダーを指定し、「バックアップ」から「出力先の指定」で
  「イメージファイルを生成してDVD Decrypterで書き込む」からDVDを作成する事もできます。

  なお、CyberLink社の「PowerProducer」などを使えば、複数タイトルをDVDに書き込む事ができます。

                                
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