トップページ社会ニュース一覧専門学校生の3割「奨学金の情報が不足」
ニュース詳細

専門学校生の3割「奨学金の情報が不足」
3月23日 16時31分

保護者の収入が300万円未満の比較的、経済的に苦しい専門学校生のうちおよそ3割が「奨学金に関する情報が少ない」と感じていることが文部科学省の調査で分かりました。文部科学省は来年度、初めて専門の支援員を都道府県に配置して、学生に対して積極的に情報を提供するなど支援を進めることにしています。
この調査結果は、23日に開かれた文部科学省の有識者会議で報告されました。文部科学省は昨年度、全国の専門学校に通うおよそ9000人を対象に、経済的な状況や必要な支援について調査を行い、全体のおよそ7割に当たる6600人余りから回答を得ました。
この中で、奨学金に関する情報について聞いたところ、「情報が少ない」と答えた学生は保護者の収入が300万円未満の比較的、経済的に苦しい学生ではおよそ3割に上っていたことが分かりました。
また、現在、奨学金を受けている学生の9割近くが、「奨学金がなければ卒業まで学校に通うことは難しい」と答えていました。
専門学校を中退する学生のうち、およそ1割が経済的な理由を挙げているということで、文部科学省は来年度、初めて専門の支援員を都道府県に配置し、学生に対して積極的に情報を提供するなど、支援を進めることにしています。

関連ニュース

k10010025061000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ