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 日本人3人を含む外国人観光客ら21人が死亡したチュニジアの博物館襲撃事件で、チュニジア内務省は21日、襲撃した容疑者の男2人をとらえたとする博物館の監視カメラの映像を公開した。同国のカイドセブシ大統領は22日、地元テレビの取材に、現場で射殺された2人以外に襲撃に加わった男がもう1人いて、現在も逃亡中だと明らかにした。

 公開された映像では、男2人はともに黒っぽい上下の服装で、銃を抱えて周囲を見回し、館内をゆっくり歩いている。階段を下りてきたチュニジア人とみられる男性1人と鉢合わせになるが、発砲することなく上階へ移動する様子も映っており、容疑者らが外国人観光客に狙いを絞っていた可能性がうかがえる。

 武装グループによる銃撃は、公開された映像の前後にあったとみられる。