概要
テイルズオブゼスティリア中盤の台詞の一つ。
関連タグ
テイルズオブゼスティリア
ミクリオ ロゼ(TOZ) アリーシャ・ディフダ
バンダイナムコゲームス バンナム商法
注意事項
このページに書かれている事は、あくまで一部の見方でしかありません。
また、この作品の全ての内容が書かれているわけではありません。
どういう見方で見るかは自分次第です。人に押し付ける事はやめること。
特定キャラクターへの同情心や行きすぎた正義感等から、好意的に作品を投稿するユーザーや解釈違いに対して、コメントやタグでのバッシングが一部で見られます。→アンチ
度を越したキャラクター・ファン・声優・キャラクターデザイナーへの批判はやめましょう。
批判されるキャラクターとシナリオの扱いに関しては、個人の認識次第という事を忘れてはいけません。
また、アリーシャ離脱の一連についての批判などを交えた感想を、レビュー等で注記がないために見てしまい、ネタバレをされたというケースもあります。
批判したつもりが無かったり、上記を読んで感想が変わらなくとも、悪い意味に取られたり、読んだ相手に嫌な思いをさせることがあります。
まだプレイしていない方にとっても不愉快なものになる可能性は高いので、ただの感想のつもりでも、細心の注意を払いましょう。
※以下ネタバレほか閲覧注意!!
説明
抜粋
ミクリオ「そう。スレイには本当の意味で導師の宿命を共感できる仲間がいないんだ」
ライラ「ロゼさんを私たちの旅に誘いませんか?」
スレイ「え、なに?突然」
ミクリオ「僕も同意だ。スレイにはいい仲間になると思う」
スレイ「ミクリオまで…」
ミクリオ「ジイジが言ってた『同じものを見て、聞くことのできる真の仲間』だよ」
スレイ「真の仲間か…」
エドナ「良いんじゃない?」
ライラ「ロゼさんの霊応力はスレイさんと比肩するほどのものです
アリーシャさんの時のように従士の代償で
お互い苦しむこともないと思いますわ」
エドナ「それに人間がスレイだけだと時々面倒なのもわかったし」
エドナ「いっそこのままアリーシャのことぱーっと忘れちゃえば簡単なのにね」
状況
TOZにおいてミクリオがスレイにとってロゼは良い仲間になると語ったのが元ネタ。
人間と天族が存在する世界観だが、人間のプレイアビリティキャラは主人公のスレイとロゼとアリーシャ・ディフダのみ。
序盤からの人間のプレイアビリティキャラであるアリーシャが(選択肢によっては一定期間復活するが)離脱した後、同じく人間のプレイアビリティキャラであるロゼを引き抜こうとした際の発言。
批判
スレイにとって先に別れたアリーシャは、ロゼとは違って真の仲間ではない?(⇒アリーシャは偽の仲間?)という差別発言に繋がってしまうのではないかと指摘された。
導師のスレイのようにロゼは神衣出来るようになり霊応力も非常に高い。天族も見れるようになるが、アリーシャはスレイに失明のリスクを与える。
批判の背景
この作品の大きな問題点として前宣伝とDLC商法があげられる。結果として前宣伝とDLC商法に、多くのプレイヤーとキャラクターが振り回される形となってしまった。
単にこの件だけではなく、従来のテイルズシリーズから大幅に劣化した戦闘時のカメラワーク、自殺AI、ゲームバランスの調整不足、登場人物の死亡が多すぎる件、暗すぎて救いのないストーリー展開も批判の対象となっており、世界設定にも粗が見られ、何かと話題のつきない作品となっている。
DLC商法の問題点
アリーシャのアフターエピソードが期間限定で無料配信されることが決まったが、当初の予定だと1300円もかける予定だったようだ。これは週刊少年ジャンプなどの記事や公式サイトの表現などからもうかがえる。
よく批判されるDLCだが、課金要素が悪いのではない。
「明らかに、DLCを買わせる事を前提とした本編」であるのが問題なのである。
発売から1ヶ月も経っていないハイペースでのDLCから、最初からサブシナリオとして製作していたのではないかという推測もある。それをDLCとして分割するために本編にあえて入れなかったといういわば「不完全商法」を匂わせている事も批判の槍玉として挙げられる。
DLCとは「買わなくても本編だけで十分に楽しめるが、買えばさらに楽しめる」と言う要素に対して付けられるべきものである。
だが、本作の場合、「DLCがなければ、アリーシャについては完全に不完全燃焼」であり、これでは分割商法と誹られても仕方ないだろう。
なおDLCのアリーシャのアフターエピソードは新たな問題や謎を提起したまま終了するためおそらくDLC「第一弾」にすぎない・・・かと思われたがDLCの続きはあるかわからないと攻略本のインタビューで明らかとなる。
まったくこりない悪びれない。→バンダイナムコゲームス・バンナム商法
ちなみに、DLCの無料期間は2月12日から2月28日までという記述だっただが実際は3月3日の午前11時20分前後まで無料期間は続いていた。告知なく無料期間を2日半ほど引き延ばしていたのではと一部で疑われたが、他のゲームでもPSストアの更新時期がズレる事はままあり、2015年3月1日は日曜日であったため無料期間の延長はPSストアの更新の関係だと推測される。
前宣伝の問題点
馬場英雄Pは、発売前から「(ヒロインは)ゲームを進めていくとわかるようになります」との一点張りで、その段階は明らかにはならないようだった。→『テイルズ オブ ゼスティリア』のヒロインは誰!?
発売後の台湾のイベントで「(ゼスティリアの)ヒロインはユーザーが決めてもらうもの」と説明している。
「ヒロイン」という言葉には、「女主人公」「主人公の恋愛相手」「味方の女性キャラクター」「女性のライバル」「女性のキーキャラクター」「作品の象徴的存在」「看板娘」「マスコットキャラ」など様々な意味があり、これまでのテイルズシリーズでも様々な役割を持つ「ヒロイン」たちが登場してきた。
作中でスレイは異性に対する意識が非常に薄いキャラクターとして描写され、制作スタッフのインタビューでも「男女の恋愛関係への関心は極めて薄い」と語られているので、本作は「主人公の恋愛相手」という意味でのヒロインは不在の作品となっている。
また、彼女がスレイ達と違う道を選ぶ理由として「アリーシャのキャラクターを考えた場合、彼女はスレイ達との冒険よりも、王族として祖国を守る道を選ぶだろう」と語られている。
また、歴代のテイルズシリーズでも主人公に恋人がいない作品、あるいは主人公がストーリーヒロインではない女性キャラと結ばれる作品、アリーシャより偉い王族の仲間が冒険についてくる作品は複数存在する。
しかし、この作品の制作班と宣伝部の間で意思統一が取れておらず、宣伝に大きなギャップがあったのは事実であり、多くの混乱を来してしまっている。
スマートフォンアプリのソーシャルゲーム「テイルズオブアスタリア」に出演したアリーシャの解説に「テイルズオブゼスティリアのヒロイン」という記述があった。
このヒロインという記述が2月2日のアップデートにおいて「テイルズオブゼスティリアに登場」という記述に修正されてしまったのである。
また同日。アリーシャのフィギュアの紹介サイトでも「ゼスティリアのヒロイン」であることを削除する動きが存在していた。電撃ホビーウェブで2014年10月28日に「『テイルズオブゼスティリア』ヒロイン、アリーシャも立体化!」と書かれていた記事が、『テイルズ オブ ゼスティリア』より、アリーシャが立体化!に差し替え。
それが炎上しているにも関わらずスレイのフィギュアの紹介ページでも元は「ヒロインの「アリーシャ」(有限会社アルター制)と並べれば」という記述から、ヒロインの一文を削除されている。
まったくこりない悪びれない。→バンダイナムコゲームス・バンナム商法
批判のまとめ
ロゼを強引にPT入りさせる展開のせいで、代わりにアリーシャが離脱させられたのではないか?
こういった展開は20年にもわたるテイルズオブシリーズでもゼスティリアが前代未聞である。
ロゼのような他者を殴りつけ殺しても罪悪感を感じず平然として居られるような人物を「賞賛」する展開は、王道に泥を塗る行為であり、おぞましい何かが生まれてしまったと言わざるを得ない。
批判にはロゼというキャラクターへの評価も関係する。ロゼに関する詳細は後述。
詳細
「仲間」という言葉について
作中では「仲間」という言葉が何度も登場するので、前後関係を無視しこの場面だけを切り取って即断するのではなく、順を追って一連の流れを理解する事が必要になる。
ジイジとミクリオの考える「仲間」
ミクリオ「ジイジが言ってた『同じものを見て、聞くことのできる真の仲間』だよ」
と言っているように、最初に「仲間」について語ったのはミクリオではなくジイジである。
ジイジが仲間について言ったのは物語の序盤、人間であるアリーシャを天族の村に連れてきてしまったスレイと会話する場面で、
ジイジ「この地に禍をもたらすだけだ、人間は」
スレイ「オレも―人間だよ」
ジイジ「お前はワシらと共に暮らしてきたことで、
ワシらの存在を捉え、言葉を交わす力を 育んだ
普通の人間には出来ぬことじゃ
この大きな違いがわからぬお前ではないじゃろう」
スレイ「確かに……あの子(アリーシャ)に霊応力はないみたいだった」
ミクリオ「それでもスレイにとって初めて出会った人間だったんです」
ジイジ「だが、同じものを見聞き出来ねば、共に生きる仲間とは言えん」
と、発言した。つまり、
ジイジの発言は「普通の人間(アリーシャ)と天族(ジイジ、ミクリオ等)は共に生きる仲間になれない」という意味になっている。
ミクリオは
「人間(スレイ)と天族(ジイジ、ミクリオ等)が共に生きる仲間になれないなら、
スレイには人間の仲間(アリーシャ、ロゼ等)が必要だ」と考えている。
ただし、ミクリオが「人間の仲間」を必要とする考え方を持っていると明確に分かってくるのは、この時点より後であり、この発言を聞いた時点でプレイヤーが判断するのは難しい。詳細は後述。
このようにジイジが言っていたものから意味を変えているにもかかわらず、ミクリオは「ジイジが言ってた」と誤解を招きかねない発言をしてしまい、さらにこの発言の直後にライラが「アリーシャさんの時のように従士の代償でお互い苦しむこともないと思いますわ」と天族が見える人間であるロゼとそうでないアリーシャを比較してしまったために、アリーシャが真の仲間ではないとミクリオ達天族が言っているような印象をプレイヤーに与えてしまった。
ミクリオの考える「仲間」
別の会話でミクリオは「スレイはずっと天族の中で独りだった」「人間の仲間がいればと思っていた」「アリーシャが仲間になってくれてよかった」とも語っており、ミクリオの認識の中ではアリーシャもまた仲間であり、アリーシャに対してむしろ感謝している。
またミクリオは「天族に仲間との別れは宿命」と言うザビーダに反応し、「ロゼの方がスレイを理解しているかもしれない」と葛藤する。
この場面での「仲間」は人間であるロゼであり、「自身は天族であるゆえに人間かつ導師であるスレイと『同じものを見て、聞くことのできる真の仲間』にはなれないかもしれない」といった異種族故のジレンマが背景にあることが理解できる。
つまり、ミクリオは天族ではあるが「人間(スレイ)には人間の仲間(アリーシャ、ロゼ等)が必要だ」と考えていた。
ロゼの考える「仲間」
後日談「アリーシャ アフターエピソード -瞳にうつるもの-」にて、ロゼはミクリオが「同じものを見て、聞くことのできるのが真の仲間だって」「あたしを旅に誘ったときに言ったんだ」という。
ミクリオの話を聞いたロゼは、「あたしアリーシャとは仲間になれないと思ってた」という。
根拠としてロゼは「…ホント正論。仲間じゃないよ。とっくにもう別の道歩いてる」「だってあんたはお姫様で騎士で政治家で女の子。ふつうに考えてあたしと違いすぎるっしょ」と述べ、アリーシャが「わかるわけがない」「ロゼが何も言わないから」と言い返す。
つまり、ロゼは「お姫様で騎士で政治家で女の子(アリーシャ)と
戦災孤児で暗殺者として育った自分(ロゼ)とは、
同じものを見て聞くことができない(別の道を歩いている)から
共に生きる仲間(真の仲間)になれない」と考えていた。
「同じものを見て聞くこと」の意味
ミクリオの考える「同じものを見て聞くことができない」事とは、単純に目で見える視覚的なモノのかたちの違いではなく、「別の道を歩く」事=個人の体験によって積み重ねられる見識の差を意味している事がわかる。
つまり
ジイジは「能力」の違い、
ミクリオは「種族」の違い、
ロゼは「立場」の違いによる経験の差を乗り越えなくては、
真の相互理解は難しいと言っていると捉えることもできなくはない。
なお、これはあくまで彼らがこの時点で発言していた事なので、本心からずっとこのままの見解であるとは限らない。
・・・とはいえイベントのタイミングや言葉選びが悪い事は厳然たる事実であり悪い意味として「真の仲間」が使用されているのが現状である。
例:ゼスティリアは戦闘も面白いしストーリーも最高ですよね!!←こいつ真の仲間じゃね?
肯定・否定的な見解
肯定的な見解
アリーシャを過剰に「いじめられた可哀想な子」として徹底的にネガティブに扱う事は、作中のアリーシャの行動や長所や成長、弱さばかりではない強さ、仲間と友情を結んだ事、アリーシャの頑張りが周囲から認められた事などを否定する事になってしまい、ある意味で一番のアリーシャに対するアンチ行為・ヘイト創作・嫌われ妄想ではないかとも考えられ、一部のアリーシャファンから疑問の声が上がっている。
スレイは右からの攻撃に甘いと指摘された時も「そうだった?」と何くわぬ顔で返すなど、見えない目をギリギリまで他の誰からも隠し、アリーシャを気遣っている。
人質に取られたアリーシャのために軍属でないスレイ一行が戦争に参加する、アリーシャの要請を受け再び同行、協力してドラゴンを倒すなど、スレイ一行は別離した後もアリーシャを助ける行動を度々行っている。
またスレイは挫折しかけたアリーシャを静かに励まし、アリーシャを勇気づけている。
ミクリオはスレイの盲目を唯一察していながらも黙っており、スレイが盲目である間は常に見えない右側に立ちカバーする、見えないスレイに代わって敵に狙いをつけるなど、アリーシャと少しでも長く同行できるよう手を尽くしている。それらフォローに対する謝罪を不要だといい、事故で命の危険にあった際にも「僕のことはいい」と即答している。
他にもアリーシャの為政者としての資質を高く評価する、アリーシャを「人間の仲間」だと喜んでいる。アリーシャと別れた後も、大臣に反発し、「アリーシャの立場を悪くできない」と度々気にしている描写が多い。アリーシャを庇う言動がシナリオ・チャット共に多く、アリーシャに対して非常に友好的である。
ハイランドで社会的地位を持たなかったスレイにとって、ハイランド貴族界へのコネクションはほぼアリーシャのみである。姿の見えない声も聞こえない天族が人間社会にできる干渉は極めて限られる。
アリーシャを救う方法は2つある。①非合法的な手段で救出する②スレイが導師としての力を示しアリーシャに成功を勝ち取らせる事である。その中でスレイ達にできる事を考える。
①非合法的な手段でアリーシャを救出する
この方法は、まずアリーシャを拘束しているのが自国である時点で不可能である。たとえ一時的にアリーシャを救出する事ができたとしても、国内のアリーシャの信用を失墜させる事は確実であり、アリーシャの夢をスレイが踏みにじる形になってしまう。場合によってはアリーシャがそのまま国に帰れなくなる事も考えられる。
②スレイが導師としての力を示し、アリーシャに成功を勝ち取らせる
ハイランド国内で影響力の大きい導師が、アリーシャによって見いだされアリーシャに協力するとなればアリーシャの評価が大きく上がる。ストーリー序盤においてバルトロ大臣達がスレイに、アリーシャではなく自分たちの傘下に入るように求めるシーンがある。それは大臣達が大嫌いなアリーシャと導師が結びついて、彼女の政治的なパワーが上昇するのが嫌だった、逆に自分たちが導師を利用したかったからである。
ハイランド王国において「導師」は信仰されている存在なので、その影響力は非常に大きい。戦争では導師を戦争に駆り出すことで味方の士気を高めており、ローランスでも国が偽の導師マルフォを使って活動をしているなど導師の影響力は非常に大きい。
アリーシャの立場を考えたとき①の非合法な救出は選ぶことはできない。スレイ達は作中で②の方法をとることでアリーシャの窮地を救っている。
ライラはアリーシャの敬語をやめるように言い(アリーシャが断っている)、アリーシャが無理をしているのではないかと心配するなど、年長者らしくアリーシャを気遣う言動が多い。
エドナは元々が人間嫌いを公言する天族だが、その中でも他の天族に対するのと同じように人間のアリーシャに接し構っている(ミクリオと同等レベルのお気に入りと思っている描写が多い)。また、DLCでは多少意地の悪い態度ではあったものの、アリーシャが知りたがっていたことを夜通し話してくれることもあった。
エドナの台詞で「いっそこのままアリーシャが死んだらぱっと忘れられるのにね」とまるでアリーシャの死を望んでいるかのような捏造台詞も拡散されており、故意に貶める意図があったとしか考えられない。
元台詞は実のところエドナ自身もアリーシャの事を忘れられないという証明なのかもしれない。
ロゼ自体も本編でアリーシャを馬鹿にした様子はなく、性格的には真面目なアリーシャと明るいムードメーカーのロゼで相性自体は良さそうだという意見もあり、ゲーム内のスキットでもロゼは何かとアリーシャを気にかけている。
ロゼはDLCで「不器用」「アリーシャに対してはテンパる」「テンパるロゼなんて珍しい」と他のメンバーからは指摘されており、アリーシャに対しては特別な感情を寄せている。
またアリーシャ自身もロゼに対しては感情豊かであり、やられてばかりではなく文字どおり体当たりの不器用で正直な感情をぶつけており、歳相応の素の表情を見せている。
この作品内の登場キャラクターは空想主義的ではない現実的な考え方を行い、ご都合主義が廃され、ストーリー内では現実の厳しさを示す描写が多い。
人間に対して不干渉である事が基本の天族において、従来のテイルズシリーズにありがちな「仲間意識」ではなく天族とスレイも「契約」というビジネスライクとも言える関係で結ばれている。
結果、取りようによってはあまり「仲が良くない」メンバーに見えやすい傾向がある。
だがこのような厳しい状況にキャラクター達が陥るのが喜ばしいというわけではない。このような手詰まりな苦しい状況に登場人物が陥らないシナリオ展開が望ましいという意見なら大いに同意する。
アリーシャの最も大切なものが国である事や彼女のいる立場を考えたとき、いずれスレイ達とは道が分かたれるのは理解できる。ただもう少しアリーシャに協力できるイベントがあっても良かったのではないかと思う。
否定的な見解
アリーシャはパーティを離脱した直後 「導師を利用した国政への悪評の流布」「ローランス帝国進軍を手引きした」 疑いにより身柄を拘束されてしまう。「導師スレイが戦争で戦えば容疑も晴れる」と言われた際、ライラがスレイが穢れないように戦おうと発言する。
また、戦争が終わりロゼを仲間にした後、スレイたちはローランス帝国に入ろうとする。スレイがローランス帝国に入った事が知られたら、アリーシャへの疑惑が再び深まってしまう可能性がある。
というようにプレイヤーから見て、天族が「真の仲間」発言の前後でロゼを尊重しアリーシャの事を慮っていないよう見えるのも、「真の仲間」がアリーシャを軽視したような発言という印象を与えてしまう原因の一つである。
アリーシャが強くあって政治的立場を向上させたとしても、それによってアリーシャの周りのキャラの行動、矛盾しているような設定、公式の宣伝方法や対応が全て正しいという事にはならない。
世界設定、ゲームシステム、デゼルとその帽子、約束を破られるエドナ、ロゼのキャラ等のアリーシャに関係のない多くの問題点がある。
ミクリオの真の仲間発言の解釈に対する反論としては、スレイの幼馴染で親友でもあるミクリオが人間と天族の共存というスレイの夢を否定するようなことを言っている点と、ずっと一緒にいた親友から「自分たちは真の仲間ではない」と言われたにしてはスレイの反応が薄すぎる点が問題となる(「真の仲間か…」と言うだけ)
スレイは確かにアリーシャがパーティにいるときは彼女を気遣っている。しかし、再びパーティインした際には「けど、少し霞んでる」とアリーシャの事を気遣ってはいない。スレイの導師の力は試練を受けたことによりアリーシャがパーティにいた時より上がっているので、スレイの目への負担は下がっているはずである(従士反動が導師の力不足によるものであることはマガジンで語られている)。
「スレイのハイランドの国内での影響力は小さく」とあるが、ストーリー序盤においてバルトロ大臣達がスレイに、アリーシャではなく自分たちの傘下に入るように求めるシーンがある。それは大臣達が大嫌いなアリーシャと導師が結びついて、彼女の政治的なパワーが上昇するのが嫌だった、逆に自分たちが導師を利用したかったからである。
ハイランド王国において「導師」は信仰されている存在なので、その影響力は非常に大きい。戦争では導師を戦争に駆り出すことで味方の士気を高めており、ローランスでも国が偽の導師マルフォを使って活動をしている…など導師の影響力は非常に大きい。
「③アリーシャに武勲を上げさせる(ドラゴンを討伐する)」この時のスレイ達はドラゴンを倒すのに必死の状態であり、殺されそうな傭兵のルーカスや兵を救うためにドラゴンと戦ったので、「アリーシャに武勲を上げさせよう」と考えてた訳ではない。
「アリーシャの要請を受け再び同行、協力してドラゴンを倒す」ということをしたのは、アリーシャ相手が導師が何とかするべきである憑魔だからでは? 相手が憑魔ならば出会ってから間もないローランス騎士団長のセルゲイにも協力したので、スレイ一行が協力する=仲間だと思っている、という事にはならない。ドラゴンを倒した後、憑魔の関わらない和平会議にはスレイは協力しなかった。
そして、アリーシャを救出せずとも容疑が晴れたのを確認せずローランスに入るのは、国内でのアリーシャの信用を悪化させる事は確実である。
ミクリオが「スレイとアリーシャ双方の意志を尊重しようとする」とあるが、アリーシャの意志を尊重しているかどうかは分からない。
序盤はアリーシャの事を心配していたが、ロゼを仲間にする遺跡では拘束されたアリーシャに対して非常に楽観的な考え方をしている。ミクリオはアリーシャを拘束した大臣がどのような人物か知っていて、彼に対する評価は高くないし「ウソひとつつけない君じゃ、人間の中ではやっていけないだろうからね。」と人間社会に対して楽観的な訳でもない。
エドナがアリーシャを忘れられないという根拠に欠けているのでは?
「他の天族に対するのと同じように人間のアリーシャに接している」とあるが、エドナのアリーシャに接する対し方は、天族であるエドナを本気で尊敬しているアリーシャを一方的にからかう、イジるというもの。これが良いか悪いかはともかく、このような一方的な関係の相手は他の天族にはいない。ミボですらたまにはエドナをイジり返す。アリーシャと同じ人間であるスレイ、ロゼにもエドナはこのような接し方はしていない。
「ロゼ自体もアリーシャを馬鹿にした様子はなく」とあり、確かにTOZ本編ではそうであったがDLCシナリオではそうとはいいきれないシーンがある。
アフターエピソードでロゼがアリーシャに対してテンパるのは事実だが、それはアフターエピソードでのロゼの行動の理由、言い訳にはならない。
ライラは加入当初はアリーシャの事を気遣っていた。しかし、その後アリーシャをパーティから外すようにスレイに促し、アリーシャとロゼを比較した張本人である。ロゼ加入後に初めてアリーシャと再会した際、本当はアリーシャはスレイと一緒に行きたいのではないか、という旨の発言をしたロゼに対して「え?」と返している。ライラはロゼやエドナよりアリーシャといた期間は長く、離脱する際に彼女が本当は一緒に行きたいと思っているのを聞いている、にも関わらずそのアリーシャの気持ちを忘れてしまっている。
また、スレイに対してアリーシャに声をかけず今は一人にするべき、という事を促しながら「言葉をかけてくれる……それだけで十分なのです。それが仲間ですわ」という発言も行っている。
みんな共通してアリーシャと一緒に戦ってた時は「アリーシャに親愛の情を抱いていた事やそれぞれに付き合いと繋がりがあり彼女を助ける行動をした」のは事実。だが、アリーシャの能力不足でスレイの視力が失われ、彼女が離脱した後は一転して親愛の情がないような発言をし、助けるような行動をしなくなる。
「この作品内の登場キャラクターは空想主義的ではない現実的な考え方を行い」とあるが、消しにくい穢れと共になんとか生きていこうとするのが現実的で、穢れのない世界を作ろうとするのは空想主義的な行動なのではないか? 少なくとも穢れが天敵となる天族にとっての夢のような理想の世界を目指している。
(穢れはいじめられている子供が怒っただけで発生してしまうもので、完全に発生させないようにするのは難しい)
「ご都合主義を廃して」遺跡に全く興味のないロゼがアフターエピソードの時点で古代語を習得してアリーシャに真名をつける、等ご都合主義な点は多い。
そもそも「テイルズオブマガジン」4月号で明らかにされた「従士反動」ではアリーシャとスレイの能力不足を引き合いにしている。
「能力が高い人間(ロゼ)」のみが情熱で世界を照らし、スリに手を染めるしかなかった子供達やアリーシャのような「能力が低い人間」「罪悪感を抱く人間」が徹底的に断罪されるという「真の仲間」発言による矛盾の言い訳にはならないであろう。
ロゼの扱いに関して
下記は主にロゼに関する否定的な見解である。なお肯定・中立的見解はまだ書かれていない。
再度になるが、どう見るかはその人次第なので、下記もそのつもりで読んでもらいたい。
馬場英雄Pのロゼに対する扱い
馬場英雄プロデューサーによるとロゼは「癖がなく誰もが好きになる様なキャラクター」「僕に似てますね」「(ロゼが)好きですねぇ」との評であり、プレイヤーからの認識とギャップがあるようにも伺える。
本発言に対して反感を抱く意見からは『馬場Pはロゼに自己投影している』という前提を踏まえた上で批判している人も少なくない。
また馬場英雄Pは小松未可子氏のファンである。
そして馬場英雄Pの小松氏への「情熱」から、ロゼと担当声優の小松未可子氏には共通点が指摘されている。あくまで一つの仮説として置いておく。
- ロゼと小松氏の身長は両者とも160cmである。
- 小松氏の座右の銘:I am me.(私は私) ロゼの真名『ウィクエク=ウィク』の意味は『ロゼはロゼ』
- 小松氏は男みたいな女みたいなキャラが得意だと自負している。
- 小松氏は『名探偵コナン』のアニメをよく見ていており、演じてみたかったまたは憧れていたキャラとしてヒロインの毛利蘭を挙げているが、毛利蘭とロゼは幽霊嫌いという共通の設定を持つ。
- 小松氏が好きな映画は『名探偵コナン』劇場版の『瞳の中の暗殺者』。後述するゼスティリアのDLCサブタイトルは『瞳の中に映るもの』でロゼを指すという解釈がある。またロゼは『暗殺者』である。
- 当映画においては『左利きの銃』と『傘』が重要なキーアイテムである。ゼスティリアではザビーダは左手で銃を撃ち、エドナは傘を持つ。
- 当映画において蘭が記憶喪失になるが、デゼルも記憶喪失である。
- 当映画の主題歌『あなたがいるから(小松未歩)』において「もしもこの世に汚れがなければ姿を変えずに愛し合えたのに」という歌詞が存在する。ゼスティリアにも「穢れで姿を変える」という概念が重要である。
- ゼスティリアにおいて『コナン皇子』というローランスの第二皇子が登場。彼はロゼに求婚しようとした人物だった。しかしコナン皇子は憑魔になって始末される。
- 小松未可子の曲に『情熱』というものがある。ゼスティリアのジャンル名は「情熱が世界を照らすRPG」である。
- 同じアルバムに『THEE Futures』(あなたの未来)というアリーシャアフター的な名前の曲がある。歌詞に「そぞろ」って言葉が出てくる。これはそぞろ涙目のアリーシャを彷彿させる。
- 小松氏の好みのタイプは「心が豊かな人」 ゼスティリアは「zest」からの造語でファミ通の馬場英雄氏インタビュー曰く人が持つ「心の豊かさ」を掘り下げたかったため入れたかったという発言。
- 小松氏の声優としての活動期間は2010年4月の『HEROMAN』のジョーイ役がデビュー。ゼスティリアの発売は2015年で声優としての小松氏は5年目の活動となる。一方ロゼの所属している『風の骨』が暗殺ギルドとして活動を開始して『5年で100人殺している』という発言がある。小松氏も風の骨も5年目の活動。
- 小松氏は声優を行う前はアイドル活動を行っていた。風の骨で暗殺ギルドを行う前は傭兵ギルドを行っており「別の仕事」を行っている。
- イベントで馬場英雄Pが来ていた服と帽子は、デゼルが着ていた衣装とほぼ同じである。この事からデゼルのモデルは馬場英雄Pではないかという意見も存在する。そしてデゼルはロゼを庇って死ぬ。
- 小松氏は以前ネコキャラをやっていた。ロゼの魅力として出ている「にゃんこっぽい口」……まさかね。
こじつけが過ぎるかもしれないが、馬場英雄Pは小松氏のファンであることを明言しているのである。
どこまでこれらの情報をロゼに取り入れたのかは不明であるものの一つの仮説として表記しておく。
ロゼ以外の類似ネタ
- 『アニメミライ2013』のGONZO制作の劇場アニメ『龍-RYO-』において坂本龍馬の妻である『お龍』を演じたのは、ゼスティリアでアリーシャを演じている茅野愛衣氏である。
- 清水一行に小説『風の骨』のあらすじは『新聞社に勤める主人公が真犯人を追っていくうちにこれは警察による権力犯罪だと確信していく』というもの。そして『権力者=悪』としてアリーシャを含めた権力者をとにかく殺そうとした点でゼスティリアにおける『風の骨』との類似性が指摘されている。(アリーシャは未遂だったが謝罪はない)
公式コンプリートガイドでの解説
公式コンプリートガイドのインタビューでまさかの「(DLCの)続きは作ってない」「作っていいと言われたら考えます(笑)」との表記。
DLCまでやっても物語は未完で終了というファンの悲観的予測を斜め上に超えて最悪の結末を見せた。とはいえ前言を翻したりヒロイン表記削除の前科があるためしれっとDLCを出す可能性もある。その場合は真の仲間を自認する人たちは買い支えてあげるのも一興だろう。
また他にも馬場Pと長谷ディレクターによる解説がある。下記は一部抜粋なので全文を読む事をお勧めする。
- アリーシャとデゼルの離脱に対して。「ユーザーさんにも納得してもらえるように細かい肉づけを丁寧にやっていった(馬場)」「チーム内で意見がかなり割れたけど、キャラクターの本当にやりたいことを否定するわけにはいかない(長谷)」
- 「アリーシャは僕らの都合で外したんじゃない。彼女自身がきっとその道を選ぶだろうと物語を作った(馬場)」「障害は何も解決してない。面白さよりもリアリティが大事。でもこの世界はここからです!というのがテーマ(長谷)」
- 「こういった冒険ものでお姫様が登場すると、一緒に旅することもある。立場的に許されるなら問題ないけれど、アリーシャには背負わなきゃいけないものがある。アリーシャのキャラクターを考えた場合、彼女はスレイ達との旅よりも、王族として祖国を守る道を選ぶだろう(長谷)」
DLCについて
DLC第1弾。アリーシャアフターエピソードと銘打たれているものの、ストーリー的な比重からも性能的な側面でも実質的な主人公はロゼ。神衣が前提のバランスなのにスレイ不在、アリーシャは神衣出来なければロゼを操作することを強いているシステムとなっている。
その上でロゼのアリーシャに対する扱いも陰惨なものであり、
- アリーシャは離脱したスレイを心底気にかけロゼとぶつかって本人はロゼと友達になったつもり
- ロゼは一貫してアリーシャに対して向き合わず、「我儘なお姫様というテンプレ像の押しつけ」などなりきりダンジョンXのアルベルトのような態度を一貫して取る。ついでにアリーシャのこと友達だと思っては居ない様子。
- スレイらとの会話などから、アリーシャが苦労していることを知っているにもかかわらず、上記のような態度をとっている(本当に、苦労知らずなお姫様だったら、話は別だが……)。
そしてマオクス=アメッカ(笑顔のアリーシャ)というスレイから与えられた真名を一方的に奪い取り、イスリウィーエブ=アメッカ(そぞろ涙目のアリーシャ)という蔑称で上書きする。
なおアリーシャ自身はそれが「そぞろ涙目」という意味だと知らない。
そしてロゼ曰く「同じ物を見て、聞く事ができるのが真の仲間だって。あたし、アリーシャとは仲間になれないと思ってた」とのこと。
文字通りアリーシャは仲間ですらなかったというオチであった。ちなみにロゼからアリーシャに友情があるような描写は一切ない。
最終的にアリーシャは師匠の幻影を自分で刺し殺す事に抵抗を覚えなくなる。
なおDLCシナリオラストバトルにおいてロゼはアリーシャのことを「神衣も出来ない役立たず」として扱う。
他者の痛みを分からない人間によるいじめの現場みたいだという意見もある。
また3月5日に配信された無料チャット「もしかしてロゼ……?」においてロゼはスレイの導士装束を「模様がスイッチみたい」と茶化す。だが元々スレイの導士装束を選んだのはアリーシャであるため間接的にアリーシャのセンスを「スイッチみたいな服」として貶めているという指摘もある(なおアリーシャはスレイの導士装束を「似合っている」と褒めている。)
フォローとしては
DLCのシナリオの最初、アリーシャはスレイの事をずっと仲間だと思っていたが、ハイランド王国の政治家・姫としてそんな気持ちは迷いなのではないかと考えていた。
そして、シナリオの最後で自分のスレイを想う気持ちが間違ってはいないと自信を持つことができた。
という「アリーシャがスレイを想っているシナリオ」の大筋であるスタートとゴール……言い方を変えるならばロゼが関わってない部分はそこまで異常なものではない事があげられる。
それに加えて、ロゼに似ている誰からも好かれたいけど誰も愛する気が無い人種にとっては、真面目に頑張っているはずのアリーシャのような人種を支配下におくカタルシスを得られるという事くらいだろうか。ただしロゼに似た人種にモラルハラスメントを食らって吐き気を催して日常生活に支障をきたしている人間は老若男女問わず大勢居るため注意が必要である。
過去作キャラとの比較
ある意味TOAの某親善大使の俺は悪くねぇ!に匹敵する爆弾発言。
だがあのセリフはさまざまな意味で「(態度はともかく)だいたいあってる」「仲間に見限られて多くの人を死なせてしまった事もあって心の底から後悔と反省をして彼の契機になった」というシナリオ上での意味がある。
過去の離脱キャラとの比較
アリーシャのポジションとしては『デスティニー1』のリオン、『レジェンディア』のシャーリィ、『ヴェスペリア』のフレン、『グレイセス』のリチャードに近い離脱・敵対する者と言える。ただしアリーシャは敵になったわけではない。
フレンは最初からパーティーのメンバーとしては紹介されておらず、リチャードはメインキャラ6人が紹介された後の7人目の仲間だった(グレイセスの仲間枠は6人分しかなかった)。
当初の雑誌記事でパーティーメンバーとして紹介されており、リオンやリチャードのように主人公たちと敵対したわけでもないのにパーティーを永久離脱してしまうのはアリーシャが初めてである。(シャーリィは途中からの離脱ではなく途中からの参戦なので、途中離脱したアリーシャとは逆のパターンともいえる)。
ある意味『テイルズにおける永久離脱キャラの元祖』であるデスティニーのリオンも、PS1版においてはラスボスがリオンをゾンビとして蘇らせたことにスタンは激昂しており、リメイク版においてもスタンとリオンの友情に比重が置かれていた。
またデスティニー2においてはジューダスとして蘇るも、スタンとルーティの息子であるカイルの仲間として年長者としてパーティを支えていた。また本来の歴史では死亡する運命を知りつつも、受け入れてカイル達と共にエルレインやフォルトゥナに立ち向かった。
この事からリオンは永久離脱キャラの元祖でありながらも、デュナミス一家からは『仲間』として認められていたのである。
シャーリィは本編のラスボス撃破後の後日談(レジェンディアは後日談が本編と同じかそれ以上のボリュームがある)で、フレン、リチャードはハード移植後にプレイアビリティキャラとなった。
だが彼らは「主人公と一時道を分かつ理由」が明確であり、一貫して主人公からは「友人」「仲間」だと思われていた。また仲間として出戻った後の反応も丁寧なものであった。
こうした流れからもテイルズシリーズにおいては「裏切り者」「信念の相違から戦いを避けられない人物」がお約束になりつつも、その相手とも友情や絆などを感じさせるものが多かった。
しかしアリーシャはヒロインでもなければ敵ですらなかった。むしろスレイの中でどんどん軽い存在になっていったように解釈する人も多い。
本作の場合、「信念の違いから道を違えた相手」ではなく「天族が見えない能力不足(という設定を押し付けられた挙句に)弱い仲間を切り捨てた」という解釈をされる事が多い(特に、従士反動の設定は、その解釈を強める結果となった)。
過去の王族キャラとの比較
攻略本においては『アリーシャはスレイ達との冒険よりも、王族として祖国を守る道を選ぶだろう』という指摘があった。しかし歴代テイルズのPTキャラには王族どころか国王でありながらも世界を守るために仲間として加入したキャラも多い。
古くはTOD1のウッドロウからTOAのナタリア、本人に自覚はなかったがTOEのメルディも挙げられる。
近年でもTOGのリチャードとTOX2のガイアスが存在している。両者ともに主人公と敵対していたものの後日談・続編でパーティ入り。リチャードもガイアスもPT入りしてからは世界の窮地に対し率先して立ち上がり行動しつつも、スキットなどから個人レベルでも民のために尽力している姿が描かれていることが共通している。
少なくとも『王族』である事と『PTキャラとして世界の窮地に立ち向かう事』は今までは相反するものではなかった。ましてや近作でリチャードやガイアスという「後のエピソードにおいて世界と民を守るためにパーティインする王族」を描いていただけにアリーシャに至ってわざわざ王族と仲間の差を引き合いにして離脱することに疑問を抱く意見も存在する。
それ以前に、アリーシャは飽くまで『末席の王女』。身分が高くないため、ぶっちゃけていうと国に居ても居なくてもあまり変わらないと言っても過言では無い(飽くまで極端な例だが)。むしろ、ウッドロウやリチャード以上に、(見聞を広めるなどの意味で)旅に出た方が良い存在なのかもしれない。
アリーシャは国を選んでスレイたちと旅をしないだろうとコメントがあったが、スレイと別れる時のアリーシャは「本当は一緒に行きたいけどスレイの足かせになるのが嫌だから、パーティを離れた」ようにしか見えない
過去のヒロインとの比較
過去のテイルズオブシリーズでTOZのように、主人公と2番目に紹介された女性キャラが恋愛関係にならない作品は、好感度システムを採用しているので自分で相手を選べるTOS、エンディングの時点ではアスベルがソフィとシェリアのどちらと結ばれたか分からないTOG(完全版のTOGfで相手が確定した)、TOX2
などいくつかある。
ただし恋愛色が薄くてもヒロインを仲間と思って救おうとしたり(TOVのユーリなど)、あるいは父と娘のような関係ながらヒロインを「守りたい存在」と思ってそれを最後まで一貫させてる主人公(TOGのアスベルやTOX2のルドガーなど)も複数存在する。
アリーシャと同じくパーティーに入らないヒロインは、戦闘キャラではないTORのクレア・ベネットがいるが、彼女は主人公のヴェイグ・リュングベルにとって一番大事な人であり、ゲーム中ではクレアを操作するパートが何回かあった。
TOX2のエル・メル・マータも戦闘キャラではないが基本的にはルドガーと一緒にいて、彼にとっては大事な相棒である。
というように歴代のヒロインたちは主人公と恋愛関係にならなかったり、パーティーに入らなくても主人公にとって重要な存在であった。
歴代の片思いキャラとの比較
過去作ではTOLのクロエ、TOXのレイア等が主人公の事を想っているが報われない(レイアに関してはエンディング後にくっつける可能性があるが)キャラとして存在していたが、2人ともパーティーから外れることはなく、主人公以外の仲間キャラから低評価を受けるということもなかった(レイアは一時的にエリーゼ・ルタスから非常に厳しい扱いを受けるがすぐに撤回される)。
主人公のセネルの側にいる権利を得たヒロインのシャーリィにクロエがビンタされる
ジュードがレイアに辛く当たり、銃で撃たれた彼女を放置する
等の女性仲間キャラが冷遇されるシーンは過去作にも存在したが、これらのシーンの評価は低い
TOZではこの2つのシーンと似たようなアリーシャが良く扱われないシーンがある。
過去作「仲間」との比較
今までの作品では、大半に『普通の人間では無い、別の種族』がパーティにいた。
ハーフエルフであるアーチェ・クラインやセイジ姉弟やガジュマのユージーン、それに精霊や、心はあるがそもそも生物と言えないソーディアンなど。中には人間と同じ時を生きることのできない種族もいる(むしろ、そういう方が多いかもしれない)。
それ以外にも、王族から貧乏暮らしをしていた者まで、身分も様々な者たちがあつまっている。中には同じ時代に生きる存在ではないこともあった。
主人公を始めメインキャラ達は、身分や見えているもの、種族の壁を越えて彼ら彼女らを仲間としていた(中には、家族と称している者もいた)。だが、Zの真の仲間発言は『同じ人間であるアリーシャですら、仲間になれない』と言っているようであると解釈もできてしまう。その為、真の仲間発言で、今までの『仲間』を汚されたと思う者もいる。
ユーリとの比較
ロゼと同じく自分の意志で悪と判断した人間を暗殺したテイルズキャラであるユーリ・ローウェルと比較されることがある。
しかし、違いはあれどどちらも劇中で「殺人」に手を染めつつも許された人物であることは歪めない
だが、ロゼとユーリの間には相違点も多い。
ユーリ:根本的な解決を目標としている
ロゼ:根本的に問題を解決する気はない
ユーリは騎士団に所属している幼馴染のフレン・シーフォが出世し、どんな悪も法で裁けるようになる事を望んでおりフレンを応援しているが、フレンが出世するまでに法で裁けない悪によって犠牲者が生まれることに我慢できず、その悪を殺してしまう。
というスタンスであり、最終目標は法による悪の断罪(つまり、ユーリの暗殺が不必要になること)である。
ロゼ達は依頼された、または自分で悪だと判断した相手を殺すが、法で悪が裁けることを目標とはしていない。また、暗殺ギルドは仕事であり、同時にルナールに指摘された「家族ゴッコの建前」であるために、暗殺ギルドを続けるということが目的でもある。
ユーリ:パーティー(ギルド)には自分が暗殺したことを隠した(暗殺に若干の後ろめたさがある)
ロゼ:ギルドのメンバーと共に暗殺をし、パーティーメンバーのスレイの前で堂々と悪を殺すことを告げた
ユーリは自分が所属するギルド凛々の明星やパーティの仲間たちには、暗殺したことを告げたり
暗殺の協力をさせたりせず一人でやり通し、他人を自分の暗殺には巻き込もうとはしなかった。
また、エンディングのイラストでは自分が相手を暗殺してしまった場所に一人で訪れ佇んでいるものがあり、ユーリが殺した相手に対する罪悪感などの感情が全くないわけではないことを示している。
さらに、エスコートタイトルではないがテイルズオブザヒーローズツインブレイヴでは、フレンに対し「俺で最後にしろ。こんな奴はな……」と言っている。
ロゼ達はギルドで暗殺を行っており、パーティーの仲間たちに暗殺を一切の穢れなく打ち明けるなど
ユーリに比べて堂々としている。また、「矜持がある」と今の自分たちを誇りに思っている一面もある……など迷いがユーリに比べてはるかに少なく、悪を断罪する暗殺者としての完成度が高い。
ただしここで例えられる「悪」とは「弱者」と言い換えてもいいであろう。そして「弱者を断罪する殺人者」は従来の作品ではむしろ敵キャラとして否定される立ち位置につく事が多かった。
しかしロゼはパーティメンバーから批難される事は限りなく少ない。
ユーリ:フレンという自分とは別の信念を持ち、ユーリの行いを否定する相手がいる
ロゼ:スレイという殺しを否定する相手がいたのだが、ロゼの行いを強く否定する相手はいなかった
フレンは自分の価値観で悪を裁くユーリのやり方を否定し、作品中ではお互いの信念が何度もぶつかり合った。 しかし終盤ではなぁなぁと仲良くやっていて彼を許し持ち上げる発言がある
TOZにもスレイという殺しを肯定しなかった人間がいて、スレイは憑魔を殺したザビーダに対して激しい怒りを感じていた。だが、スレイはロゼのやり方をフレンほど強く否定はせず、物語後半あたりからは憑魔を浄化することができなくなり、結果的にロゼやザビーダと同じく相手を殺すことが多くなってしまう。
また、パーティメンバーも「暗殺者のロゼ、ずっと天族の村で育ってきた人間のスレイ、天族4人」と人間の社会で真っ当に生きてきたような人がいないため、ロゼのやり方を厳しく批判しぶつかり合うようなことにはならなかった。(アリーシャがこのポジションの人間なのだが、彼女はロゼと入れ替わる形でパーティを離脱してしまい、物語からはフェードアウトしていってしまった。)
DLCのアリーシャ編では本編では実現できなかったロゼとアリーシャのパーティを組むことができ、そこでロゼとアリーシャは対立したのだが、ロゼの暗殺や信念を問題にして対立したわけではなく、暗殺については触れられる事が最後までなかった。
とはいえTOZ本編ではロゼ側の正義と信念は語られたが、その反対の正義と信念が語られず、一方的な主張になっているのは事実である。
殺した相手としてもユーリが殺したラゴウやキュモールは「わかりやすい外道」「ユーリは彼らが法で裁かれる事を望んでいたが、その法から逃げてのうのうと悪事を続けようとしていた」「放置しておくと多くの人々が搾取され苦しむことが目に見えていた」というどうしようもなかった部分もある。そんな外道だとしても手にかけた事を引きずって自分も裁かれることを覚悟しているのがユーリであった。
ロゼはそうした義賊的な側面があるかは不明である。少なくとも5年で100人殺したとのことだが、その100人全てがラゴウやキュモールのような「ほかに裁く手段がなかったド外道」だったのかは不明である。もしそうだとしたらそれはそれで救いがない世界であるともいえるのだが……。ちなみに情報ミスとはいえロゼら風の骨はスレイやアリーシャも殺めようとしていたことを忘れてはならない。
もしロゼの判断が正義だとするならば、発売前は主人公やヒロインとされていたはずの人物達がラゴウやキュモールのような「テイルズ史上でも類を見ない外道キャラ」ということになってしまう。
スレイやアリーシャへの暗殺を撤回したとはいえ、ユーリよりも軽率な暗殺を行おうとしていたことは間違いないであろう。
またユーリは「正義を貫く暗殺者」としてではなく「下町育ちの年長者主人公」という側面もある。リーダーだが年少者のカロルの成長を見守ったり、「世界の毒」として利用され己の存在意義を見失うエステルを、リタら仲間達と共に救おうとし、自ら死を望みつつも仲間達のもとに戻りたいエステルに対し「わかんねぇ事はみんなで考えりゃいいんだ!」と迷いなく言い放ち救おうとしていた。恋愛面が薄いと言われるがエステルは間違いなくTOVのヒロインであったのである。
ロゼは「風の骨」の面々との関係も、スレイやアリーシャとの関係もそこまで面倒見の良さが見受けられる描写がない。「みんなに好かれる(馬場英雄P談)」のだが、確かにロゼはみんなから好かれているがロゼが本当にみんなを好いているのかは疑問が残る。
等があげられる。
またユーリに関しては『レディアントマイソロジー3』や『バーサス』等のお祭りゲームにおける他作品キャラからの『殺人を行う事への賞賛』が却って反感を抱く事が多かった。
一方で『ツインブレイヴ』では物語の最後、フレンが正しき者が報われるように必ず法を変えるとユーリの前で宣言し、彼を逮捕した展開はむしろ原作でもそういったIF展開が欲しかった好評意見も多い。そして相手が外道とはいえ殺人に手を染めた自らにケジメを付ける事を望んでいたのは『ヴェスペリア』原作でのユーリ本人である。
ロゼも今後のお祭りゲームでツインブレイヴのユーリのように「ケジメを付けて殺人の罪を清算する」というIF展開が行なわれるか、あるいは腫物のように無視されるかという展開を望む意見も少なくない。
その一方で他作品のキャラに『マイソロ3』や『バーサス』の時のユーリのような殺人賞賛をロゼに行わせた場合、また活火山に油とガソリンを注ぎ込むかのように荒れる事はまず間違いないであろう。
今後ロゼの扱いがどうなっていくのか注目するものは多い。
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