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【統一地方選2015】
政策を問う(3)大阪都構想 是か非か…大阪を二分、自民にねじれのジレンマ
大阪城の北部に位置する大阪市都島区の区民センター。2月22日夜、路上をぬらす冷たい雨が嘘のように、約500人の聴衆で埋まったホールは熱気に包まれていた。
「でたらめな市議会、府議会、府庁、市役所、知事も市長も全部ひっくるめて、一からつくり直すのが大阪都構想なんです」
壇上でこう訴えかけたのは大阪市長で地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹だ。大阪市を特別区に分割し、大阪府との間で行政機能を再編する「大阪都構想」への理解を深めてもらうため、橋下が大阪府知事で大阪維新幹事長の松井一郎と原則、毎週府内で開催しているタウンミーティングの一コマだ。
強烈な敵対心
橋下は、これまで大阪市が「ハコモノ行政」で赤字を生んで閉鎖した施設を列挙。行政の無駄を削減し、公立中学校への給食実施や中学生の塾通いへの支援などに回した自身の実績の紹介も忘れなかった。「改革をやれば、まだまだお金を生み出せる。大阪はまだ改革が足りない!」とたたみかけた演説は1時間にわたった。