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 みなさまごきげんよう。

 フェルディナント・ヤマグチでございます。

 東京マラソンに続き、横浜マラソンに出場して参りました。

Team ALAPA、兄弟チームであるMITの面々とスタート前の余裕の一枚。

 何しろ記念すべき第1回の大会ですからね。このレースにはどうしても出場しておきたかった。風光明媚な海沿いや山間を走るレースももちろん楽しいのですが、ふだんクルマでしか通ることのできない道を、自分の足で走ることが出来るシティーレースの楽しさはまた格別です。特に今回の横浜マラソンは首都高速湾岸線を封鎖して、高速上を走れるというのですから興味深い。とても楽しみにしていたのです。

地下鉄みなとみらい駅から地上へ上がるエスカレーター。すごい人数です。参加人数は何と25000人。

 第1回目にして、東京マラソン、大阪マラソンにつぐ日本3番目の大規模レースとなったこの大会。東京マラソンは過剰とも思えるガチガチの警備でしたが、こちらは実に緩やかでありまして、持ち込み荷物のチェックもなく、選手しか入れないゾーンでは家族連れがフツーに記念撮影していたりしています。土地柄でありましょうか。

 しかし緩やかにも程度というものがあります。

 スタート時刻は午前8:30。8時にはスタートブロックに入っていなければいけないルールです。それに遅れた人は、最後尾からスタートしなくてはならない。

最後尾からのスタートなんかゴメンだぜ、と制止を振り切りAブロックへと走る選手のみなさん。

 整列時間に遅刻した選手が、次々と我々Bブロックの横をすり抜けてAブロックへと走っていきます。規制の厳しい東京マラソンではとても考えられないことです。

ややキレ気味の係員の方の制止を無視して、目の前でテープを跨ぎAブロックへ進入する方々。

 係の方は「みなさんスポーツマンでしょう! ルールを守って下さい!」と声をからしますが、突破選手はまったく聞く耳を持ちません。規制線のテープを乗り越えて続々とAブロックに入っていきます。

いやもうやったモン勝ちというかんじですね。しかしさすがはAブロックの選手。走り方が堂に入っていらっしゃいます。
いくら言っても聞かないので。最早諦め顔の係の方。お役目ご苦労さまです。

 後で聞いたら、ブロック右側から侵入を試みた方々は尽く跳ね返されたそうです。来年は割り込むなら左側から……じゃなくて、来年はちゃんとやりましょうね。選手も運営も。

スタート5分前。盛り上がって参りました。ちなみに3週間前の東京マラソンから一歩も走っていません。こんな状態で走って大丈夫なのでしょうか?
しかし上がって見れば東京マラソンより2分半ほど早いタイムでした。練習しないで、ひたすら栄養補給に勤しんだのが良かったのかもしれません。写真中央はマラソン10年目にして初のサブフォーを達成したタケちゃん選手。おめでとう!

 このマラソンには日経BP社マラソン部のエースランナー、伊藤暢人選手も出場しておられました。伊藤選手は私の2代目担当編集者で、その我慢と忍耐が評価され、現在は(日経トップリーダー)の編集長であります。やはり人間辛抱ですなぁ。

とまれ、充実したホスピタリティ。沿道からの温かい声援。そして何より高速道路上を走れる大胆なコース設定。とても良い大会でした。また来年も(もうちょっとマジメに練習して)出場したいと思います。
>>次ページえ、マツダの4WD?

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