映画「千と千尋の神隠し」の油屋を彷彿とさせるといえば、温泉宿である渋温泉の金具屋や四万温泉の積善館などが有名ですが、都心の通勤圏、神奈川県の東急田園都市線沿線に、どこかそんな雰囲気を感じさせる素敵な食事処がありました。
「うかい亭」といえば多摩地区から都心にかけていくつかの店舗を持つ、高級鉄板料理のお店として有名ですが、その他にも割烹や懐石料理、そしてとうふ料理などの業態を同グループが経営しています。
これまで、八王子、あざみ野、横浜(つきみ野)のうかい亭を訪れたことはあるのですが、今回初めて「とうふ屋うかい 鷺沼店」に行ってきました。
今回は妻の誕生日のお祝いということで。本当は翌日曜日がその日だったのですが、ひと月前の時点でネット経由でできる予約は既に埋まってしまっていました。直接電話をしてなんとか前日の土曜日のランチに予約を取ることができました。
鷺沼駅で降りたのは久しぶり。子供の頃は鷺沼プールに何度か遊びに来た記憶がありますが、あのプールももう10年以上前に閉鎖されてしまったのでしたっけ…。
駅前はなかなかのオシャレタウンで、京王線沿線民から見ると東急線沿線は眩しい…(笑)
秋から歩くこと3分程で到着。どうでしょう、店構えからしてなかなかの異世界感。わくわくしますね。
受付を済ませると、しばらくこのような囲炉裏端で案内を待ちます。待ちながら甘酒が自由に飲めるサービスなども。
我々が案内されたのは、母屋の個室でなく中庭の小さな東屋でした。そういえば、予約時に個室と大広間は全て埋まっているので…と聞かされてましたっけ。でも、これはこれでなかなか楽しい感じ。部屋は2〜3人用といった感じの小ささですが、中はしっかり暖房も効いていて快適です。
他にも三方がガラス張りになった大きな個室「松雨亭」などもあります。こちらはなかなかのVIP感。
中庭はちょっとした庭園になっていて、軽く散歩を楽しんだりできます。あちこちにこのようなせせらぎが作られていて、常にどこからか水の音が聞こえてきます。
庭の奥は小高い丘になっていて、お稲荷様まで作られています。外国人のお客さんなどにもウケが良さそう?
太鼓橋越しの東屋。花咲く時期になったらまた綺麗なことでしょうね。
さて、まずはスパークリングワインで乾杯。
今回は最も基本の豆腐料理のコースにお肉を追加というオーダーです。まずは前菜的な素敵な小皿の盛り合わせ。彩りが素敵です。
続いて自家製の油揚げに練り物の炭火焼きです。
油揚げは1枚を鰹節とミョウガに醤油で、もう1枚は自家製のねぎ味噌で頂きます。これが美味しい!
そして薩摩揚げ。もう見るからに美味しいですね。
はんぺんも美味。練り物にはちょっとうるさい(?)小田原の生まれ私も大いに納得です。
そして湯葉揚げ。軽く塩気が効いていますが、桜塩をふって薫りを楽しむこともできます。
さて、やってきました。メインの豆水とうふ。お出汁のきいた豆乳とお豆腐。優しい味で大変美味です。
竹酒を頂いたりと。
せっかくうかいのお店に来たので、うかい牛のステーキも頂きたいですよね。
そして桜エビご飯にお味噌汁。赤かぶら漬けはこちらの自家製で売店でも売っていました。
食後の甘味は白玉ぜんざいでした。
ほうじ茶でホッとひと息。鳥獣戯画のお茶碗かわいいです。
さて、名残惜しいですがそろそろおいとまです。ここまで2時間、のんびりと楽しい時間を過ごすことができました。
ちなみに、店先の売店ではお豆腐やお揚げ、練り物なども売られていました。お土産にしても良かったのですが、かなり満腹になっていたのでそんな気分になりませんでした(笑)
油揚げがめっちゃ巨大! 1日経って、やはり買っておけば良かったなーと…。
とうふ屋うかいは今回初めてでしたが、うかい亭同様に日常とはちょっと違う世界観で楽しませてくれる、素敵なお店でした。
お店の雰囲気、お食事の内容的に我々の親世代にも楽しんで貰えそうなので、次はどちらかの両親の記念日などに、招待できたらいいかなーと。
今回の写真は全てPENと単焦点1本にて。50mm画角、扱いやすいようで難しいです。何度となく庭園の全景を広角で撮りたいと思ったことか(笑)
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