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ベンツ社が未来の車開発 米で披露3月22日 15時28分
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世界の自動車メーカーが自動運転の開発を進めるなか、ドイツのメルセデス・ベンツは完全に自動で走行できる未来のコンセプトカーを披露し、アメリカで試乗会を開きました。
メルセデス・ベンツが披露したのは、4人乗りの自動運転車で、21日、カリフォルニア州でメディア向けに試乗会を開きました。
メルセデス・ベンツの想定では、2030年には、自動車は完全に自動で走行できるようになり、未来の車では人は運転から解放され、空いた時間を有効に使えるようになるとしています。
このためこの自動車には、運転するためのサイドミラーはなく、窓ガラスとボディの境目がほとんど分からないカプセルのようなデザインが特徴です。
自動運転で走行しているときは、運転席と助手席が180度後ろ向きに回転し、後部座席の人と向かい合って会話を楽しむことができます。
ドアの内側はスクリーンになっていて、風景の写真を映し出せば、移動しながらまるでその景色の中にいるような感覚を味わうこともできます。
また、タッチパネルを操作して車のスピードを変えたり、電話をかけたりすることもできます。
メルセデス・ベンツのアレクサンダー・マンカウスキーさんは「自動運転の時代は間違いなくやってくるので、未来の車を新たに定義するために作りました。将来は車でストレスを感じることがなくなり、お互いが向かい合って楽しい時間を過ごせるようになるでしょう」と話していました。
メルセデス・ベンツの想定では、2030年には、自動車は完全に自動で走行できるようになり、未来の車では人は運転から解放され、空いた時間を有効に使えるようになるとしています。
このためこの自動車には、運転するためのサイドミラーはなく、窓ガラスとボディの境目がほとんど分からないカプセルのようなデザインが特徴です。
自動運転で走行しているときは、運転席と助手席が180度後ろ向きに回転し、後部座席の人と向かい合って会話を楽しむことができます。
ドアの内側はスクリーンになっていて、風景の写真を映し出せば、移動しながらまるでその景色の中にいるような感覚を味わうこともできます。
また、タッチパネルを操作して車のスピードを変えたり、電話をかけたりすることもできます。
メルセデス・ベンツのアレクサンダー・マンカウスキーさんは「自動運転の時代は間違いなくやってくるので、未来の車を新たに定義するために作りました。将来は車でストレスを感じることがなくなり、お互いが向かい合って楽しい時間を過ごせるようになるでしょう」と話していました。
自動運転 激しい開発競争
自動運転は世界の大手自動車メーカーがこぞって参入し、開発競争が最も激しい分野となっています。
前を走る車を自動で追いかけ車線に沿ってカーブを曲がる機能はすでに実用化されており、今後20年以内には、目的地まで完全に自動で走れる車が実現するとみられています。
将来、インフラや交通規制が整い自動運転車が普及すれば、交通事故の減少や渋滞の緩和などの効果が期待されるほか、ビジネスとしても市場の拡大が見込まれています。
大手コンサルティング会社の試算によりますと、センサーやカメラなど自動運転に関わる市場は、2030年には今の100倍の400億ドル、日本円で4兆8000億円規模に達するということです。
自動運転には人工知能や詳細な地図情報の活用など、IT技術が欠かせないため、この分野で強みを持つアメリカのグーグルがすでに参入し、技術でも先行しているとみられています。
さらに、アップルも自動運転に強い関心を示しているとみられ、業界の垣根を越えた開発競争が一層激しさを増しそうです。
前を走る車を自動で追いかけ車線に沿ってカーブを曲がる機能はすでに実用化されており、今後20年以内には、目的地まで完全に自動で走れる車が実現するとみられています。
将来、インフラや交通規制が整い自動運転車が普及すれば、交通事故の減少や渋滞の緩和などの効果が期待されるほか、ビジネスとしても市場の拡大が見込まれています。
大手コンサルティング会社の試算によりますと、センサーやカメラなど自動運転に関わる市場は、2030年には今の100倍の400億ドル、日本円で4兆8000億円規模に達するということです。
自動運転には人工知能や詳細な地図情報の活用など、IT技術が欠かせないため、この分野で強みを持つアメリカのグーグルがすでに参入し、技術でも先行しているとみられています。
さらに、アップルも自動運転に強い関心を示しているとみられ、業界の垣根を越えた開発競争が一層激しさを増しそうです。
日本メーカーも実用化目指す
日本の自動車メーカーも、自動運転技術を次世代の自動車市場を左右する重要な技術として開発に力を入れています。
このうち、「トヨタ自動車」は、2020年をめどに高速道路での車線変更などを自動運転で可能にする技術の実用化を目指していて、アメリカや日本の高速道路で実証実験を重ねています。
「ホンダ」も、去年9月からアメリカの高速道路で車線変更などの実証実験を始めています。「ホンダ」によりますと、こうした技術は実用化に近い水準まで完成しているということで、近く一部の車種から導入を目指す方針です。また、早ければ6年後の2020年にも、比較的走行が簡単な場所の市街地で自動走行できる車の実用化を目指しています。
さらに「日産自動車」は、2018年までに高速道路での車線変更を自動運転で行う技術を市販車に導入する計画のほか、2020年までに、市街地の交差点を自動走行できる技術の実用化を目指しています。
このうち、「トヨタ自動車」は、2020年をめどに高速道路での車線変更などを自動運転で可能にする技術の実用化を目指していて、アメリカや日本の高速道路で実証実験を重ねています。
「ホンダ」も、去年9月からアメリカの高速道路で車線変更などの実証実験を始めています。「ホンダ」によりますと、こうした技術は実用化に近い水準まで完成しているということで、近く一部の車種から導入を目指す方針です。また、早ければ6年後の2020年にも、比較的走行が簡単な場所の市街地で自動走行できる車の実用化を目指しています。
さらに「日産自動車」は、2018年までに高速道路での車線変更を自動運転で行う技術を市販車に導入する計画のほか、2020年までに、市街地の交差点を自動走行できる技術の実用化を目指しています。