トップページBusinessニュース米住宅着工件数 寒波の影響で大幅減
ニュース詳細

米住宅着工件数 寒波の影響で大幅減
3月17日 22時48分

アメリカの景気の先行きを表す指標とされる住宅着工件数は、先月、寒波の影響で前の月より17%減り、市場の予想を大幅に下回る水準に低迷しました。
アメリカ商務省が17日発表した先月の住宅着工件数は、年間に換算して89万7000戸と、前の月より17%減りました。
アメリカの住宅着工は、ことし1月まで5か月連続で100万戸を超え、緩やかな改善を続けてきましたが、先月は寒波の影響による着工の遅れで低迷し、104万戸程度という市場の予想を大幅に下回りました。
建物別に見ますと、先月は主力の一戸建てが前の月より14.9%、マンションなど5世帯以上の集合住宅が21.6%のマイナスでした。
一方、住宅市場の数か月先の勢いを示す住宅の建設許可の件数は、109万2000戸と、100万戸台の水準を維持し、前の月より3%増えました。
このため市場関係者は、今回の振るわない結果は、今のところは寒波による一時的な落ち込みとみていますが、このあとの春の住宅購入のシーズンで、住宅着工が緩やかな改善傾向に戻るかどうか注視しています。

関連ニュース

k10010019021000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ