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ミャンマー 少数民族との和平協議再開3月17日 21時42分
ミャンマーでは、17日から少数民族各派と政府側との間で内戦の終結を目指し和平協議が再開された一方で、政府側はミャンマー東部で続くコーカン族との戦闘について軍事作戦を継続する姿勢を示しました。
ミャンマーでは、イギリスからの独立直後から、人口の3分の1を占める少数民族各派の武装勢力とビルマ族を中心とする政府軍との内戦が半世紀以上にわたって続き、民主化後の経済成長の障害となっています。
これに終止符を打とうという和平協議が17日、最大都市のヤンゴンで3か月ぶりに再開され、主要な16の少数民族の代表と政府側の高官が出席しました。
協議では、政府側が「われわれは今回の協議で、全土での停戦を実現させる決意だ」と述べたのに対し、少数民族側も「民族間の憎しみと不信感が深まれば、解決は一層難しくなる。今こそ和平を実現するときだ」と応じ、和平の早期実現に強い意欲を示しました。
一方、ミャンマー東部では先月、少数民族の一つ、コーカン族が政府軍に攻撃を仕掛けて激しい戦闘が続いており、少数民族側は今回の協議でその停戦についても話し合いたいとしていました。
これに対し政府側は、コーカン族との停戦は今回の協議の議題には含めず、軍事作戦を継続する姿勢を示しました。コーカン族との戦闘では先週、ミャンマーの政府軍機が投下した爆弾が国境を接する中国側に着弾し死傷者が出て、中国政府がミャンマー政府に抗議する事態となっています。
これに終止符を打とうという和平協議が17日、最大都市のヤンゴンで3か月ぶりに再開され、主要な16の少数民族の代表と政府側の高官が出席しました。
協議では、政府側が「われわれは今回の協議で、全土での停戦を実現させる決意だ」と述べたのに対し、少数民族側も「民族間の憎しみと不信感が深まれば、解決は一層難しくなる。今こそ和平を実現するときだ」と応じ、和平の早期実現に強い意欲を示しました。
一方、ミャンマー東部では先月、少数民族の一つ、コーカン族が政府軍に攻撃を仕掛けて激しい戦闘が続いており、少数民族側は今回の協議でその停戦についても話し合いたいとしていました。
これに対し政府側は、コーカン族との停戦は今回の協議の議題には含めず、軍事作戦を継続する姿勢を示しました。コーカン族との戦闘では先週、ミャンマーの政府軍機が投下した爆弾が国境を接する中国側に着弾し死傷者が出て、中国政府がミャンマー政府に抗議する事態となっています。