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米高官 迎撃ミサイル反対の中国に不快感
3月17日 15時49分

アメリカ国務省の高官は、韓国への配備を検討している迎撃ミサイルシステムに中国が反対していることについて、「奇妙な主張だ」として強いことばで不快感を表し、韓国は米中のはざまで難しい選択を迫られています。
アメリカのラッセル国務次官補はソウルを訪問し、17日、韓国外務省のイ・ギョンス(李京秀)次官補と会談しました。
会談のあとラッセル次官補は、アメリカ軍が韓国のアメリカ軍基地に配備することを検討している迎撃ミサイルシステムの「THAAD」を巡り、中国が高性能のレーダーによって中国軍も監視されるとして反対していることについて、「第三国が、まだ導入されてもいない他国の安全保障のシステムに強く口出しするのは奇妙なことだ」と述べて、強い不快感を表しました。
そのうえで、「アメリカと韓国は北朝鮮の弾道ミサイルの重大な脅威にさらされており、アメリカ軍には守る方法を検討する責任がある」と述べて、配備の必要性を強調しました。
一方、中国が韓国に参加を求めているアジアインフラ投資銀行については、公正な運営や透明性などで高い水準を満たすべきだと述べてけん制しました。
16日には中国の劉建超外務次官補が韓国側と会談し、「THAAD」の配備を拒否するよう求める姿勢を示すとともに、アジアインフラ投資銀行への参加を求めており、韓国政府は米中のはざまで難しい選択を迫られています。

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