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国連担当官「拉致問題は速やかに完全解決が重要」3月17日 6時52分
北朝鮮の人権状況を調査している国連の担当官は16日、国連の人権理事会の会合で「被害者や、その家族の多くは高齢になっているので、拉致問題は速やかに、かつ完全に解決することが重要だ」と訴え、解決に向けた取り組みを強化する考えを示しました。
国連のダルスマン特別報告者は16日、スイスのジュネーブで開かれた人権理事会の会合で、「拉致の被害者が多国籍にわたることから、この問題は国際的な取り組みが必要だ」などとする報告書を提出しました。
そして「被害者やその家族の多くは高齢になっているので、拉致問題は速やかに、かつ完全に解決することが重要だ」と述べ、韓国のソウルに新たに設立される北朝鮮の人権問題を調査する機関の活動などを通して、問題の解決に向けて圧力をかけ続ける考えを示しました。
これに対して、北朝鮮の代表は「報告書はうそに基づいており認められない」などと反発しましたが、各国の代表からは拉致問題をはじめとした人権侵害を懸念する声が相次ぎました。
会合のあとダルスマン特別報告者は記者会見を開き、拉致問題に関するシンポジウムを年内に、さらに来年には国際会議を開くなどして、国際的な関心を高めていく計画を明らかにしました。
そして「被害者やその家族の多くは高齢になっているので、拉致問題は速やかに、かつ完全に解決することが重要だ」と述べ、韓国のソウルに新たに設立される北朝鮮の人権問題を調査する機関の活動などを通して、問題の解決に向けて圧力をかけ続ける考えを示しました。
これに対して、北朝鮮の代表は「報告書はうそに基づいており認められない」などと反発しましたが、各国の代表からは拉致問題をはじめとした人権侵害を懸念する声が相次ぎました。
会合のあとダルスマン特別報告者は記者会見を開き、拉致問題に関するシンポジウムを年内に、さらに来年には国際会議を開くなどして、国際的な関心を高めていく計画を明らかにしました。