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中国 国有企業社長を「重大な規律違反」疑いで調査
3月17日 6時28分

中国共産党の汚職調査機関は、国有の大手石油企業グループの社長を「重大な規律違反」の疑いで調査していると発表し、習近平指導部は国有企業にはびこる汚職を徹底的に摘発する姿勢を鮮明にしました。
中国共産党で幹部の汚職を調査する中央規律検査委員会は16日夜、国有の大手石油企業グループ「中国石油天然ガス」の寥永遠社長について、「重大な規律違反と違法行為」の疑いで調査していると発表しました。
中国石油天然ガスは、いわゆる「石油閥」の大物と目され、汚職で摘発された前の最高指導部のメンバー、周永康氏が、かつて社長を務めた企業としても知られています。
習近平指導部は「法による国家統治」を掲げて、とりわけ権力が集中し資金や資源が集まりやすい、国有企業や鉱物資源開発の分野を重点的に取り締まる方針を示していて、15日は国有企業の大手自動車メーカー、「中国第一自動車グループ」のトップを調査していると発表したばかりです。
国有の石油企業は大気汚染の源としても国民の批判が向けられていることから、習近平指導部としては、国有企業にはびこる汚職を徹底的に摘発する姿勢を鮮明に打ち出すことで国民の不満を取り除きたいという思惑もありそうです。

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