『グリモア~私立グリモワール魔法学園~』公式サイトより。
6日、人気の美少女ゲームアプリ『グリモア~私立グリモワール魔法学園~』が、AppleのApp Storeから削除、iOS版では課金も行えない事態となり、注目を集めている。
本作の公式Twitterによると、今回、期間限定で開催されていたイベント「極楽混浴 流しっこガチャ」で提供された一部のイラストに対し、Appleより指摘があったという。対象となったイラストは、イベントのタイトルからも想像できるように、局部を隠している以外、ほぼ全裸の女の子が描かれている。公式Twitterでは、「現在プラットフォームより一部のイラストに対する指摘があったため、開催しておりました「極楽混浴 流しっこガチャ」の提供を停止いたしました」とし、その後「現在アプリ側で行える最大限の範囲での対応は完了しており、プラットフォーム側が審査を行っている状況」であることを報告している。
Appleは、従来より性や暴力表現に対して、かなり厳しい対応を行ってきたことで知られている。
今回、騒動となった『グリモア~私立グリモワール魔法学園~』は、サイバーエージェントの子会社であるアプリボットが運営するソーシャルゲーム。サイバーエージェントにおいても、昨年7月、同社が提供する人気ゲームアプリ『ガールフレンド(仮)』iOS版にて、一部の画像を非表示にする対応を行っている。この際には、水に濡れたシャツから下着が透けているイラストから、乳房の線が見えているイラストなどまでが非表示となっていた。
こうしたことからも、Appleが性表現に対して、日本では考えられないほど厳しい処置を取るスタンスであることが伺えるだろう。
なおネット上では、過激なイラストに呆れる声が多いものの、一部では「世界のAppleにポルノコンテンツぶっこもうとするあたりマジロック」といった意見も。海外から見た日本コンテンツの性描写の過激さはたびたび取り沙汰されるが、一朝一夕で解決できないあたり、今後も摩擦を生みそうだ。