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新潟水俣病訴訟 きょう判決3月23日 7時32分
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4大公害病の1つ、新潟水俣病について、国の基準で水俣病と認められていない人たちが国などの責任を訴え、損害賠償を求めた裁判の判決が23日、新潟地方裁判所で言い渡されます。公式確認から50年の新潟水俣病を巡る裁判で国などの責任が認められたことはなく、裁判所の判断が注目されます。
昭和40年に公式確認された新潟水俣病は阿賀野川流域の住民が有機水銀に汚染された魚介類を食べ、手足のしびれやけいれんなどの症状を起こしたもので、原因の有機水銀は上流にあった昭和電工の工場排水に含まれていました。
新潟水俣病について、国の基準で水俣病と認められていない人たちが症状を水俣病と認めるとともに国などの責任を訴え、1人当たり1200万円の損害賠償などを求めて8年前、新潟地方裁判所に裁判を起こしました。
裁判で原告側は「熊本の水俣病が公式確認されたあと、行政が的確に対応していれば新潟水俣病の発生は避けられた」と主張し、一方、国や県は「当時、危険性を予見するのは難しく、行政に責任はない」と反論しています。
国などの責任については水俣市や周辺で確認された水俣病では、最高裁判所が11年前に認めていますが、新潟水俣病の裁判で認められたことがなく、裁判所の判断が注目されます。判決は午後3時に言い渡されます。
新潟水俣病について、国の基準で水俣病と認められていない人たちが症状を水俣病と認めるとともに国などの責任を訴え、1人当たり1200万円の損害賠償などを求めて8年前、新潟地方裁判所に裁判を起こしました。
裁判で原告側は「熊本の水俣病が公式確認されたあと、行政が的確に対応していれば新潟水俣病の発生は避けられた」と主張し、一方、国や県は「当時、危険性を予見するのは難しく、行政に責任はない」と反論しています。
国などの責任については水俣市や周辺で確認された水俣病では、最高裁判所が11年前に認めていますが、新潟水俣病の裁判で認められたことがなく、裁判所の判断が注目されます。判決は午後3時に言い渡されます。