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エボラ 最初の報告から1年 終息見通し立たず3月23日 6時09分
西アフリカの3か国で流行してきたエボラ出血熱の発生が最初に報告されてから1年がたち、感染は過去最悪の規模で広がり、これまでに1万人以上が犠牲になったとみられますが、依然としていつ終息するのか見通しは立っていません。
西アフリカの3か国で流行が続いてきたエボラ出血熱は、WHO=世界保健機関が去年3月23日にギニアで感染が広がっていると初めて報告してから、ちょうど1年がたち、疑い例も含めて2万4000人を超える患者のうち、1万人以上が死亡したということです。
ことしに入って新たな感染者数は大幅に減ってきていますが、今月に入って初めて患者の数がゼロになっていたリベリアでは20日、新たな患者が報告されたほか、ギニアでは15日までの1週間で新たに95人の患者が報告されて、ことしに入って最も多い患者数を記録しました。
このように西アフリカでは感染拡大が再び懸念される事態ともなっていて、依然としていつ終息するのか見通しは立っていません。
さらに医療従事者も、これまでに500人近くが感染で死亡してぜい弱な医療体制が機能不全になっており、エボラ出血熱以外の治療ができるはずの病気で患者が亡くなるケースも相次いでいます。
支援活動を続けるNGOなどは、流行を終息させるにはさまざまな壁が立ちふさがっているとして一層の支援を呼びかけています。
ことしに入って新たな感染者数は大幅に減ってきていますが、今月に入って初めて患者の数がゼロになっていたリベリアでは20日、新たな患者が報告されたほか、ギニアでは15日までの1週間で新たに95人の患者が報告されて、ことしに入って最も多い患者数を記録しました。
このように西アフリカでは感染拡大が再び懸念される事態ともなっていて、依然としていつ終息するのか見通しは立っていません。
さらに医療従事者も、これまでに500人近くが感染で死亡してぜい弱な医療体制が機能不全になっており、エボラ出血熱以外の治療ができるはずの病気で患者が亡くなるケースも相次いでいます。
支援活動を続けるNGOなどは、流行を終息させるにはさまざまな壁が立ちふさがっているとして一層の支援を呼びかけています。