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「ひめゆり学徒隊」高齢化で最後の講話3月22日 21時55分
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70年前の沖縄戦で、負傷した兵士の看護に動員され、多くが犠牲になった「ひめゆり学徒隊」について語り継ぐ元学徒たちの講話が、高齢化のため、原則として今月いっぱいで終わることになり、修学旅行生に向けた最後の講話が行われました。
沖縄県糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」では、戦争の悲惨な体験を語り継ごうと元学徒たちが証言を続けてきましたが、高齢化のため、原則として今月いっぱいで終えることになりました。
22日は、修学旅行生向けの最後の講話が神奈川県の高校生を対象に行われ、館長の島袋淑子さん(87)が、戦場で友達2人の死を目の当たりにした体験を語りました。
そして、「戦争は人間が起こすもので、必ず止められます。戦争の準備が始まらないよう何かが変わってきたと思ったら、戦争はだめだと言える人になってください」と語りかけました。
講話を聞いた高校生は、「実際に体験した人の話を聞き、こういう悲惨なことが起きたと改めて認識できました」と話していました。
資料館では、来月からは元学徒のそばで話を聞いてきた若い職員が講話を行うほか、元学徒たち自身も体調を見ながら、展示の説明などをしていくということです。
島袋さんは、「生きている人が話さなければと言い聞かせながらやってきました。寂しさはありますが、若い人たちがしっかり継承してくれると思います」と話していました。
22日は、修学旅行生向けの最後の講話が神奈川県の高校生を対象に行われ、館長の島袋淑子さん(87)が、戦場で友達2人の死を目の当たりにした体験を語りました。
そして、「戦争は人間が起こすもので、必ず止められます。戦争の準備が始まらないよう何かが変わってきたと思ったら、戦争はだめだと言える人になってください」と語りかけました。
講話を聞いた高校生は、「実際に体験した人の話を聞き、こういう悲惨なことが起きたと改めて認識できました」と話していました。
資料館では、来月からは元学徒のそばで話を聞いてきた若い職員が講話を行うほか、元学徒たち自身も体調を見ながら、展示の説明などをしていくということです。
島袋さんは、「生きている人が話さなければと言い聞かせながらやってきました。寂しさはありますが、若い人たちがしっかり継承してくれると思います」と話していました。