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画期的な新薬開発で経済成長を
3月22日 20時25分

画期的な新薬開発で経済成長を
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最先端医療の研究開発の司令塔となる日本医療研究開発機構が、来月発足するのを前に、東京都内でシンポジウムが開かれ、甘利経済再生担当大臣は、画期的な新薬を開発して経済成長につなげたいという考えを示しました。
日本医療研究開発機構は、アメリカの国立衛生研究所=NIHにならって、現在、各省に分かれている医療分野の研究開発予算を一元的に管理し、基礎研究から製品化まで切れ目なく支援することを目指すもので、最先端医療の研究開発の司令塔となることが期待されています。
来月1日に、職員300人の体制で発足するのを前に、22日東京都内で国内外の研究者らが参加してシンポジウムが開かれ、アメリカのNIHのタバック首席副所長は「NIHの予算の60%は基礎研究への支援に使われている。基礎研究に対する民間企業の投資額が減少するなかでNIHの投資は不可欠だ」と指摘しました。
また、甘利経済再生担当大臣は「世界最先端の医療技術を実現し健康寿命を延ばすことが必要だ。新産業を創出し、海外展開を促進することで、日本経済の成長に貢献するよう取り組みたい」と述べ、画期的な新薬を開発して経済成長につなげたいという考えを示しました。
さらに、京都大学の山中伸弥教授は、日本医療研究開発機構が支援対象を決める際の研究の評価方法を多様化し、若手研究者の育成を図るべきだという認識を示しました。

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