「ゆるゆり」「ご注文はうさぎですか？」など，人気アニメが夢の競演。新作リズムゲーム「ミラクルガールズフェスティバル（仮称）」発表会＆プレイレポート

　セガは2015年3月21日，東京ビッグサイトで開催中の「ANIMEJAPAN2015」会場において，「Anime×SEGA」新プロジェクトを発表し，同社が2015年冬の発売を予定しているPlayStation Vita用リズムゲーム「ミラクルガールズフェスティバル（仮称）」の情報を公開した。
　会場には，同作のプロデューサーである内海 洋氏に加え，ゲームに登場するアニメ「ゆるゆり」に出演する声優の三上枝織さん，大坪由佳さん，津田美波さん，大久保瑠美さんが登場し，ゲームの魅力を伝えた。

「ミラクルガールズフェスティバル（仮称）」公式サイト

さまざまなアニメのキャラクターが一堂に会する
夢のリズムゲーム

ミラクルガールズフェスティバル（仮称）のプロデューサーであるセガの内海 洋氏

　まずはプロデューサーであるセガの内海 洋氏が登壇し，ゲームの概要説明を行った。

　ミラクルガールズフェスティバル（仮称）は，本日（2015年3月21日）掲載した記事でもお伝えしたとおり，人気アニメのキャラクターが一堂に会するリズムゲームだ。プレイヤーは，音楽に合わせて流れてくるメロディアイコンがターゲットに重なった瞬間にタイミング良くボタンを押し，ライブを楽しむことになる。

　「ゆるゆり」「這いよれ！ニャル子さんF」「ビビッドレッド・オペレーション」「きんいろモザイク」「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」「てさぐれ！部活もの あんこーる」「Wake Up， Girls！」「ＧＯ！ＧＯ！５７５」「のうりん」「未確認で進行形」といった人気アニメのキャラクターが登場するが，これらのタイトルは「2014年春頃までに放映されたアニメで，リズムゲームに合うキャラクターソングがあるものが中心に選ばれている」（内海氏）とのこと。


　ゲームの構成は，まず長さがテレビサイズの楽曲でリズムゲームに挑戦し，これをクリアすれば，フルサイズの楽曲によるライブシーンが楽しめるというものだ。リズムゲームとしては難度をかなり抑えてあるそうで，このジャンルのゲームが得意な人なら容易に，そうでない人も繰り返しプレイする愛があればクリアできるようになっているとのこと。
　また，リズムゲームに失敗しても曲自体は最後まで楽しめるそうなので，初心者も安心して良さそうだ。


　一通り概要説明が終わったあと，内海氏が「ギリギリで調整が間に合った作品がある」ということでサプライズ発表されたのが「ご注文はうさぎですか？」。テーマ曲と共に作品のロゴが画面に映し出されると，会場からはひときわ大きな歓声が上がった。内海氏も「みんなの心もぴょんぴょんしていますね！」と，大きな反応に満足しているようだった。

「七森中☆ごらく部」によるプレイは
ライブのような盛り上がりに！

　続いてステージに，ゆるゆりの主演声優さんらによるユニット「七森中☆ごらく部」が登場した。赤座あかり役の三上枝織さん，歳納京子役の大坪由佳さん，船見結衣役の津田美波さん，そして吉川ちなつ役の大久保瑠美さんが登場すると，会場の盛り上がりもピークに達した。

左から順に，赤座あかり役の三上枝織さん，歳納京子役の大坪由佳さん，船見結衣役の津田美波さん，吉川ちなつ役の大久保瑠美さん

　ゲームに登場するあかり達4人のシーンが背後のスクリーンに映し出されると，そのクオリティの高さに三上さん達も「カワイイ！」と大喜び。「ステージが盛り上がると，あかりが画面から消える機能が欲しい」「4人の衣装として，ライブで着ているTシャツがあればいい」など，さまざまな要望が飛び出した。実際に採用されるかどうかは，ゲームの発売を楽しみにしたいところだ。

　七森中☆ごらく部の面々にもゲームを楽しんでもらいたいということで，大久保さん，津田さん，三上さんが，順番に楽曲「ゆりゆららららゆるゆり大事件」に挑戦した。1人がゲーム中，残りの3人が画面内のキャラクターに合わせて踊ると，観客席からはそれに合わせたコールが上がり，まるで本当のライブのような盛り上がりとなった。


　最後に，出演者のコメントをお伝えして，イベントレポートの締めくくりとしよう。

三上さん：
　ふだんは自分達が踊っているので，ゲーム画面でキャラクターが踊っているのを見たときには，娘を見ているような暖かい気持ちになりました。

大坪さん：
　たくさんの人に支えてもらって，アニメ3期とリズムゲームの出演が決まりました。ゲームが発売されれば，いつまでもゆるゆりを自分の手元で楽しめますので，皆さんにもずっと楽しんでもらえれば嬉しいです。

津田さん：
　ゆるゆりのゲームがずっと欲しいと思っていたので，とても嬉しいです。実際にキャラクターが一生懸命踊っている姿が手元で見られるので，ゆるゆりを知らない人にも，ゲームを通して私たちを知ってもらえればと思います。

大久保さん：
　ゆるゆりはいい曲が多いので，友達と一緒に遊んでも盛り上がれると思います。やり込めばやり込むほど楽しいゲームですし，ほかにも素敵な作品が揃っていますので，ぜひゆるゆりと合わせてプレイしてもらえれば嬉しいです。

内海氏：
　開発現場は真面目に頑張っていますし，いいものをお届けしたいと思っています。これからも頑張りますので，応援をよろしくお願いします。

分かりやすく、すぐに歌とダンスに没頭できた
試遊台でのプレイフィールをお伝え

　セガブースにはすでに，ゆりゆららららゆるゆり大事件をプレイできる試遊台が用意されており，来場者達が思い思いにゲームを楽しんでいた。


　さっそく筆者もプレイしたのだが，上にも書いたように，本作はキャラクターがステージで踊る映像を見ながら，曲に合わせて流れてくるメロディアイコンがターゲットに重なった瞬間，タイミング良くボタンを押すという内容になっている。画面を一目見ただけで，何をすべきか即座に理解できる分かりやすさだ。


　キャラクターの3Dグラフィックスもクオリティが高く，まるでアニメの中から抜け出てきたようだった。彼女らが踊る姿に見とれてボタンを押すのを忘れてしまう瞬間があったほどで，また，ゲームの結果に関係なく最後まで曲を楽しめるのも，初心者には嬉しい配慮だろう。
　ANIMEJAPANは3月22日までの開催が予定されているので，ミラクルガールズフェスティバル（仮称）が気になる人は，東京ビッグサイトのセガブースへ急ごう。

「ミラクルガールズフェスティバル（仮称）」公式サイト