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1日の充実度は「起きた直後」に決まる:つらい朝を改善する5つのアイデア
朝、どうしたらもっと楽に起きられるでしょうか? 多くのビジネスパーソンが同じ悩みを抱えています。
ベッドから抜け出すのは楽じゃないし、目覚ましが鳴ってもしばらくは、暖かくて居心地の良いベッドの中で、このままでいられたらなと思ってしまう。結局は起きるしかないのですが、気分は最悪です。さて、気持ち良く起きるにはどうすれば良いでしょう。
今日がどんな日になるかは、朝に決まってしまいます。今回は、朝さっと起きられて、充実した1日を過ごす方法についてお話ししましょう。
朝起きた時点の部屋温度を設定しておく
寒い朝、起きなければという時に、暖かいベッドを離れるのは大変なことでしょう。実際、とてもキツいことですが、一日を楽しく過ごすために、自分の力で少しでも簡単にする方法があります。スケジュール設定ができるエアコンやサーモスタットを活用しましょう。寝る時には部屋の設定温度を少し下げて、起きる時は反対に少し上げると効果が得られます。
起きる30分から1時間前に部屋を暖めるように設定すれば、快適に起きられるはずです。
自動化して朝を始める
朝早く起きるにしても、時間に余裕を持って心の準備をしましょう。コーヒーを自動化していれて、部屋を暖めて、そしてカーテンを開けて朝日を浴びましょう。音楽も流れれば、気分爽快で一日を始められることでしょう。
市販のベルキン社製WeMoや LittleBitsのようなホームオートメーション機器などを使えば、起きる前に豆を引いて、コーヒーをいれたり、お湯を沸かすこともできます。でも、毎日起きる時間にいれたてのコーヒーの香りがしたら、それに誘われてベッドから簡単に抜け出すことができるでしょう。コーヒーの例はほんの一例です。高価なオートメーション機器のためにあまりお金をかけたくないのなら、信頼できるRaspberry Piや Arduinoを使って同様の仕掛けを作ることもできます。
起きたいと思えるモチベーションづくり
1日が始まる時の気分が、その日1日に大きく影響します。幸せな気分で迎えた朝は本当にすばらしい日になるでしょうし、起きるのが嫌で、朝日も見たくないような気分の朝は、ひどい日になることでしょう。
仕事や勉強が好きでもとにかく朝は苦痛です。そこで、決めたとおりに起きられたら、自分にご褒美をあげるとか、なんでも好きなことして良い、などと決めると、起きる苦痛を減らすことがでます。興奮して起きてしまうような何か素敵なこと、「会社に行く前にどこかに行こう」とか「今日は、○○の日にしよう」などと決めれば良いのです。
私ならお気に入りの場所で朝食や昼食をとるなどを考えます。新しいマウスやキーボードでも良いかもしれません。いつもよりおいしい特別なコーヒーをいれるのも良いでしょう。何であれ、朝起きるのに苦戦している時は、自分自身へのご褒美を目の前にぶら下げてみることです。
眠りを快適にする
夜、ぐっすり眠ると快適な朝を迎えられます。しかし、「たくさん眠ればそれだけ簡単に朝早く起きられる」というわけでもありません。
眠りに関する一般的な健康法には次のようなものがあります。毎日の軽いエクササイズをして、寝る前はアルコールやカフェインの摂取をやめること。禁煙すること。そしてコンピュータ、タブレット、スマホ、テレビなどのモニターを見る時間を減らすことです。毎日寝る前にすることを決めてみましょう。瞑想したり、やや暗めのライトで読書をしたり、気持ちを落ち着かせたりといったことです。これらを少しの時間でもやってみると心や体がリラックスして、質の良い睡眠がとれ、快適に起きられるようになります。
根本的な原因は何かを探る
朝起きるのがいやになる一番の原因は、仕事そのものや通勤、なのかもしれません。上記で紹介した方法を使えば苦痛は和らげることはできるものの「根本的な問題」までは解決できません。短い通勤時間や、もっとやりがいを感じられる仕事を探すのも同じくらい重要なことです。
Alan Henry(原文/訳:岳 美稜)
Title photo by mrkornflakes (Shutterstock). Additional photos by Brendan C, bark, didriks, Ella Mullins, and epSoS.