対象OS:Windows Vista/Windows 7/Windows 8/Windows 8.1/Windows Server 2003/Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2
Windowsを使っていると、ひょんな拍子からウィンドウが画面外のどこかに消えてしまい、デスクトップのどこを探しても見つからないという状況に出くわすときがある。
タスクバーにウィンドウ(アプリケーション)のアイコンは表示されているのに、デスクトップにはウィンドウがないという状態だ。最小化されているのかとタスクバー上のアイコンをクリックしても、ウィンドウは表示されない。
こうしたトラブルの原因は、たいていはアプリケーションのバグのせいでデスクトップの領域外にウィンドウが移動してしまったことによる。
本TIPSでは、このような場合にウィンドウをデスクトップ上の表示領域まで戻すための手順を説明する。
最初の操作手順は、Windows OSや画面のテーマによって少し異なる。Windows Vista/Server 2008以前の場合、タスクバーで、表示したい(消えてしまった)ウィンドウのアイコンを右クリックし、表示されたメニューから[移動]を選ぶ。
一方Windows 7/Server 2008 R2以降の場合は、消えてしまったウィンドウのアイコンをタスクバー上で見つけたら、そこにマウスカーソルを乗せて数秒待つ。するとウィンドウのプレビューサムネイルまたはタイトルの一覧が表示されるので、当該ウィンドウのものを右クリックして[移動]を選ぶ。
キーボードで操作する場合は、タスクバー上で当該ウィンドウをアクティブにしてから、[Alt]キー、「スペース」キー、[M]キーの順番で押す。これで前述の[移動]メニューを選択したのと同じ状態になる。
■Windows Vista/Server 2008以前の場合
■Windows 7以降で、ウィンドウのタイトル一覧が表示される場合
■Windows 7以降で、ウィンドウのサムネイル一覧が表示される場合
上記の操作をしても画面には何も表示されない。しかし、上記の(2)で選んだアプリケーションのウィンドウが、カーソル移動キー([↑][↓][←][→]キー)やマウスで移動できるモードになっているはずだ。
ここで、いずれかのカーソル移動キーを1回押してから、ボタンを押さずにマウスカーソルを上下左右にぐるぐると大きく動かしてみよう。すると、隠れていたウィンドウがデスクトップ上に現れるはずだ(分かりにくければ、デスクトップに表示されたウィンドウで同様の操作を試していただきたい)。
後はウィンドウを適当な位置に移動させてから、マウスのボタンをクリックしてウィンドウをそこにとどめればよい。
■更新履歴
【2015/03/12】Windows Vista/7/8.x/Windows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2での操作手順を追記しました。
【2003/12/06】初版公開(対象OSはWindows 9x/Windows 2000/Windows XP/Windows Server 2003)
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