九州北部にPM2・5、黄砂飛来… かすむ都市部
九州は22日、北部を中心に微小粒子状物質「PM2・5」や黄砂の影響で空がかすみ、福岡市の中心市街地でもビル群が薄黄色の空気に覆われた。
福岡、佐賀、長崎の3県は、PM2・5の1日平均濃度が国の暫定指針(大気1立方メートル当たり70マイクログラム)を超えると予想されたため、今年初めて、外出を控えるよう注意喚起した。
対象地域は、福岡県が福岡、北九州両市と周辺の計30市町、佐賀県は県全域、長崎県は壱岐、対馬、五島の3離島や佐世保市など県北地区全域。1時間当たりの平均値(午前5時~正午)が100マイクログラムを超えた観測局もあり、福岡市・元岡局119マイクログラム▽北九州市・北九州局103マイクログラム▽佐賀県・唐津局112マイクログラム▽長崎県・壱岐局131マイクログラム-を記録した。
黄砂は、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分5県で観測された。福岡管区気象台によると、午後2時には福岡市中央区で視程が5キロまで落ち込んだ。
=2015/03/22 西日本新聞=