対象:In-house SEO担当者向け
はじめに
前回の「モバイルフレンドリーテストを効率的に行う方法」に引き続き、今回はプログラムベースではなく、誰でも簡単に一括でモバイルフレンドリーテストを実行できるエクセルツールを公開します。
今回のエクセルツールは2種類あります。
- モバイルフレンドリー 一括実行ツール
ファイル名:Mobile-Friendly-Test_Ver1.xlsm
URLリストを貼り付けて、一括実行するエクセルツールです。 - モバイルフレンドリーテスト 機会損失予測
ファイル名:Mobile-Friendly-Test_Opportunity Loss Forecasting_Ver1.xlsm
GWMTの上位ページでフィルタ「ウェブ」と「モバイル」をそれぞれに分けてダウンロードした2つのCSVを貼り付けるだけで、モバイルフレンドリーテストを一括で実行し、どのくらいの機会損失(失われるクリック数)が発生するかを予想するツールです。※「Not Mobile-Friendly」と判定されたページ分は流入がなくなるという仮定を元に試算しております。
■■利用上の注意事項■■
いずれもWindows7以上、Excel2007以上で動作を確認しております(Windows以外のエクセルでは動作しません)。PCの環境によっては動かない場合がありますのでご了承ください。このツールを起因として不具合が発生し、これにより利用者あるいは第三者に何らかの損害が発生しても一切の責任を負いません。URL1件のテストにつき、1件1分以上かかるケースがあります。エクセルツールの処理が終わるまでエクセルが使えない状態が続きますので、専用のPCを用意していただくかデータを分割して処理することをお勧めします。このツールはGoogleから正式に公開していないAPIを利用している為、動作が保証されているものではありません。
上記の「利用上の注意事項」をよく読んでから、以下よりダウンロードしてください。(ZIPファイル形式)
Mobile-Friendly_20150320
モバイルフレンドリー 一括実行ツール
エクセルファイルを開き、以下の赤枠のボタンを押しマクロを有効化してください。
モバイルフレンドリーテストを実行したいURLリストを赤枠の行に貼り付けて、実行ボタンをクリックします。
モバイルフレンドリーテスト 機会損失予測
注意事項:PCとスマホが別サブドメイン(別ドメイン)の場合はこのツールは使えません。PCとスマホが同一サブドメインの場合が利用できます。
エクセルファイルを開き、以下の赤枠のボタンを押しマクロを有効化してください。
Google Webmaster Toolの「検索クエリ」上位ページで以下のフィルタ「ウェブ」(赤枠)と「モバイル」(青枠)をそれぞれ2回に分けてデータをダウンロードします。
フィルタ「ウェブ」(赤枠)か、「モバイル」(青枠)を適用して、以下のように「このテーブルをダウンロード」を選択します。
ダウンロードする際は以下のイメージのように「Googleドキュメント」を選択して、Googleのスプレッドシートを使ってデータを開いてください。CSVでファイルをダウンロードした場合、文字化けが発生する可能性がありますので「Googleドキュメント」を利用する方がベターです。
Googleドキュメントよりデータをそのまま全部選択してデータをコピーします。フィルタ「ウェブ」のコピー分はエクセルツール「モバイルフレンドリーテスト 機会損失予測」にあるシート「貼り付け用_GWMT_ウェブ_上位のページ」へ貼り付け、フィルタ「モバイル」のコピー分は「貼り付け用_GWMT_モバイル_上位のページ」へ、それぞれダウンロードしたデータを張り付けてください。
2つのシートへデータをペーストした後、実行ボタンを押すとモバイルフレンドリーテストが実行されます。
サイトによっては、フィルタ「ウェブ」で抽出されるURLが数千URLとなるケースがありますので、その場合は分割して実行することをオススメします。その場合は、フィルタ「モバイル」のコピー分は全て「貼り付け用_GWMT_モバイル_上位のページ」へ貼り付け、フィルタ「ウェブ」のコピー分は任意の行数を貼り付けてください。※分割する場合の注意点:シート「貼り付け用_GWMT_ウェブ_上位のページ」の1行目のヘッダーは残してください。2行目から処理をしておりますので、ヘッダーが無い場合は不具合が発生します。
機会損失予測版の内部ロジックは
①「貼り付け用_GWMT_ウェブ_上位のページ」にあるURL(PC)を集計用のシートへ自動貼り付け、そのURL情報を元にシート「貼り付け用_GWMT_モバイル_上位のページ」にあるURLをVLOOKUPで検索し、スマホの表示回数、クリック数、CTR、平均順位を集計用のシートへ自動貼り付け
②URL(PC)を使ってモバイルフレンドリーテストを実行
③全てのモバイルフレンドリーテストが終わったら、スマホのクリック数の合計と「Not Mobile-Friendly」となっていた部分のモバイル(スマホ)のクリック数をカウント、割合を計算
※「Not Mobile-Friendly」と判定されたページ分は流入がなくなるという仮定を元に試算しております。
という流れで処理を行っております。予測の根拠を確認したい方は上記の内容を参考にしてください。
最後に
チェックするURLリストを「GWMTの上位ページ」を利用した場合、そのリストの上にあれば上にあるURLほどGoogleからの流入が多いページです。それらの中に「Not Mobile-Friendly」となっているURLがある場合は今回のアルゴリズム変更の影響を大きく受けることが想定されます。4/21までにできる限り「Not Mobile-Friendly」となっているページを認識し、機会損失を防ぐ為にも対応が可能な限り「Mobile-Friendly」となるように対策を進めていただけたらと思います。
アルゴリズムが変わる4/21まで時間が限られており、できるだけ多くのSEO担当者の方にこのツールを使っていただきたいと思っております。このページの「いいね」ボタン等のソーシャルで共有いただけますと幸いです。