熊本地方気象台は21日、桜(ソメイヨシノ)の開花を宣言した。平年より2日早く、昨年より1日遅い。28~31日と見込まれる満開に向け、県内は各地で春色に染まっていく。
熊本城の頬当御門前で咲いたソメイヨシノ=21日午後6時ごろ、熊本市中央区(大倉尚隆)
同気象台によると、熊本市西区の古町小にある標本木で5輪の開花を確認した。熊本市の平均気温は2月が平年並み、3月上旬は平年以下だったが、17日から一気に上昇。開花を促したという。
21日も県内は高気圧に覆われて日差しが強まり、各地の最高気温は4月上旬~下旬並みの暖かさ。熊本市は平年より4・5度高い21・1度となった。熊本城では観光客らが頬当御門や行幸坂などで桜の木を見上げ、ちらほらと咲き始めた花を写真に収めていた。
22日も好天に恵まれ、熊本市は19度の見通し。(石貫謹也)
「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun