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鎌倉の歴史的建物「明月荘」が全焼
3月22日 15時55分

鎌倉の歴史的建物「明月荘」が全焼
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22日未明、神奈川県鎌倉市で終戦直後に建てられ、県が歴史的な建物として管理している邸宅から火が出て、木造平屋建ての住宅などが全焼しました。
22日午前3時すぎ、鎌倉市山ノ内にある旧邸宅「明月荘」で、警報装置が作動し、駆けつけた警察官が建物から火が出ているのを見つけました。
火はおよそ2時間後に消し止められましたが、この火事で木造平屋建ての建物、およそ250平方メートルと離れの茶室が全焼しました。
けが人はいませんでした。
明月荘は終戦直後の昭和21年に建てられた個人の邸宅で、庭園や茶室を備えた歴史的な建物として神奈川県が所有し、市民団体に委託して維持管理に当たってきました。
警察によりますと、21日は夕方まで美術品などを展示する催しが開かれていましたが、出火当時は無人だったということで、警察と消防が火事の原因を詳しく調べています。
神奈川県の担当者は「明月荘は市民に親しまれていた建物であり、今後さらに幅広い活用方法を考えていただけに非常に残念だ」と話しています。

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