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            国連防災世界会議 福島の水産試験場など視察3月16日 15時59分
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    仙台市で開かれている国連防災世界会議の一環として、各国の参加者が福島県相馬市の水産試験場などを視察し、放射性物質が検出されなかった魚種のみを試験的に出荷していることなど、安全性への取り組みについて説明を受けました。
国連防災世界会議は今月14日から仙台市で開かれていて、16日はアメリカやフィリピンなど7つの国の18人が相馬市の漁協などを視察しました。
県水産試験場の相馬支場を訪れた一行は、担当者から、震災と原発事故の発生直後は放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル以上検出された魚介類が半数以上を占めたものの、去年6月以降は8割以上で検出されていないことや、現在は試験操業で58種類の魚介類を水揚げしていることなど説明を受けました。
このあと一行は松川浦漁港を訪れ、漁協の担当者が「原発事故前と比べて水揚げ量はおよそ3%にとどまっている。本格的な操業が始まっても、どの程度買ってもらえるかが心配だ」などと説明すると、参加者からは「風評被害を払拭(ふっしょく)するために国際的な機関で検査したほうがよい」などといった意見などが出されていました。
NOAA=アメリカ海洋大気局のバンフォード次官補代行は「放射性物質の検査を幅広く、しっかりと行っていることがよく分かった。できることをすべてやっていると示せることが大事だ」と話していました。
    県水産試験場の相馬支場を訪れた一行は、担当者から、震災と原発事故の発生直後は放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル以上検出された魚介類が半数以上を占めたものの、去年6月以降は8割以上で検出されていないことや、現在は試験操業で58種類の魚介類を水揚げしていることなど説明を受けました。
このあと一行は松川浦漁港を訪れ、漁協の担当者が「原発事故前と比べて水揚げ量はおよそ3%にとどまっている。本格的な操業が始まっても、どの程度買ってもらえるかが心配だ」などと説明すると、参加者からは「風評被害を払拭(ふっしょく)するために国際的な機関で検査したほうがよい」などといった意見などが出されていました。
NOAA=アメリカ海洋大気局のバンフォード次官補代行は「放射性物質の検査を幅広く、しっかりと行っていることがよく分かった。できることをすべてやっていると示せることが大事だ」と話していました。