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ペリリュー島の地下ごうで遺骨調査へ
3月22日 5時54分

ペリリュー島の地下ごうで遺骨調査へ
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太平洋戦争の激戦地となったパラオのペリリュー島で、戦没者の遺骨収集を進めるため厚生労働省は24日から島に職員を派遣し、地下ごうの中に残された遺骨の調査を行うことになりました。
太平洋の島国・パラオのペリリュー島では昭和19年、日本軍とアメリカ軍との間で激しい戦闘が行われ、日本側だけで1万人余りが亡くなりました。
国による遺骨の収集は昭和28年から始まり、これまでにおよそ7600人の遺骨が見つかっていますが、入り口が岩などで塞がれている地下ごうについては環境保全や文化財保護の観点からパラオ政府の許可が得られず、調査が進んでいませんでした。
こうしたなか来月、天皇皇后両陛下がパラオを初めて公式訪問されることが決まったことを受けて、厚生労働省がパラオ政府と協議した結果、地下ごうの調査を行うことになったということです。
地下ごうなどには、およそ2600人の遺骨が残されていると見られ、厚生労働省は今月24日から6日間の日程で、担当の職員など合わせて4人を派遣して調査を行うことにしています。

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