投球する広島・黒田=マツダスタジアム(撮影・森田達也)【拡大】
オープン戦(22日、広島1x-0ソフトバンク、マツダ)広島・黒田博樹投手(40)が、昨季日本一のソフトバンク相手に7回6安打無失点と好投。今オープン戦3度目の登板で最多の92球を投げ、開幕前最後の実戦登板を終えた。
黒田は6安打を許したものの、無四球で無失点。ホームの大歓声を受けながら、強力ソフトバンク打線を料理していった。一回、いきなり先頭の本多に中前打を許したが、3番柳田を得意のスプリットで空振り三振に仕留めるなど、無失点スタート。
七回に3安打で一死満塁のピンチを迎えたが、松田を内角ツーシームで詰まらせ三ゴロ併殺打に仕留め、最大のピンチも切り抜けた。復帰初登板となった8日のヤクルト戦は、4回1/3を一人の走者も出さない完全投球。15日のオリックス戦も6回5安打2失点の好投。3度の登板でいずれも安定した投球を披露した黒田が、いよいよ日本復帰イヤーのシーズンに臨む。