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【プロ野球】

岩田 3・28中日戦へ準備万端 6イニング2失点、わずか71球

2015年3月22日 紙面から

阪神−オリックス 1回表1死、平野恵の打球に飛びつく岩田。6イニングをわずか71球で好調をアピールした=京セラドーム大阪で(棚橋慶太撮影)

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◇オリックス2−2阪神

 オリックスはバリントンが内外角を巧みに突いて6イニング無失点、毎回の7奪三振で二塁を踏ませなかった。糸井は2点適時打と上向き。阪神は岩田がストライク先行で6イニングを失策絡みの2点に抑え、関本と新井が代打で適時打を放った。

     ◇

 阪神・岩田が開幕へ準備万端。オープン戦最長の6イニングを投げ、4安打2失点、球数はわずか71球だった。

 「自分らしさが出せたと思う。シーズンでこういうピッチングができるようにしたい」と振り返り、和田監督も「オープン戦の中で今日が一番良かったんじゃないか」と称賛する内容。左腕は1週間後の28日・中日戦にシーズン初登板予定。舞台は同じ京セラドーム大阪。「いいイメージができた」とマウンドにも好感触だ。

 それでも本人は不満を口にする。得点を許した6回。2死後、味方失策と安打でピンチを背負うと、糸井に内角直球を左前へはじき返され、2点を献上。納得の1球だけに、マウンドでの表情はゆがんだ。

 「(失策がきっかけとなり)余計に抑えたかった。狙ったところに投げたけど、うまいこと打たれました」

 1年前、悪夢を見た。開幕前の最終登板、ウエスタン・リーグの中日戦で4イニングを15安打10失点の大炎上。ローテを剥奪される憂き目にあった。シーズンでは盛り返し、9勝(8敗)、防御率2・54をマークしたが、あの屈辱は忘れない。

 「危機感がないと、すぐにああいう結果になってしまう。自分にプレッシャーをかけてやっていきたいです」

 最後まで厳しい表情を浮かべたが、後輩の勝利にようやく頬を緩ませた。同じころ、母校・大阪桐蔭がセンバツ大会初戦を突破。「今から差し入れを持っていきます」。例年通り栄養補助食品を差し入れする。試合後、岩田はチーム宿舎まで愛車を走らせた。 (杉原史恭)

 

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