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ロシア大使「NATO計画に参加すれば核の標的に」3月22日 14時42分
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北欧のデンマークに駐在するロシアの大使が、NATO=北大西洋条約機構のミサイル防衛計画にデンマークが参加すれば、デンマーク軍の艦艇はロシアの核ミサイルの標的になると発言し、デンマーク側は強く反発しています。
デンマークの新聞、ユランズ・ポステンは21日、デンマークに駐在するロシアのワニン大使の発言を掲載しました。
この中でワニン大使は、「デンマークがアメリカ主導のミサイル防衛計画に参加すればどのような結果になるか、デンマークの人は十分、分かっていない。もしそうなれば、デンマーク軍の艦艇はロシアの核ミサイルの標的になる」と指摘しました。
デンマークは、去年8月、NATOが進めるミサイル防衛計画に、高性能のレーダーを搭載したフリゲート艦少なくとも1隻を参加させる方針を明らかにしていて、今回の大使の発言は、こうした動きをけん制するねらいがあったとみられています。
これに対してデンマークのリデゴー外相は「ミサイル防衛は防衛が目的で、ロシアに対抗するものではない」と強く反発しています。
ロシアは今月、プーチン大統領が、去年のクリミア併合の過程で、核兵器の使用も視野に準備していたことを明らかにするなど、欧米各国へのけん制を強めています。
この中でワニン大使は、「デンマークがアメリカ主導のミサイル防衛計画に参加すればどのような結果になるか、デンマークの人は十分、分かっていない。もしそうなれば、デンマーク軍の艦艇はロシアの核ミサイルの標的になる」と指摘しました。
デンマークは、去年8月、NATOが進めるミサイル防衛計画に、高性能のレーダーを搭載したフリゲート艦少なくとも1隻を参加させる方針を明らかにしていて、今回の大使の発言は、こうした動きをけん制するねらいがあったとみられています。
これに対してデンマークのリデゴー外相は「ミサイル防衛は防衛が目的で、ロシアに対抗するものではない」と強く反発しています。
ロシアは今月、プーチン大統領が、去年のクリミア併合の過程で、核兵器の使用も視野に準備していたことを明らかにするなど、欧米各国へのけん制を強めています。