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3カ国首脳会談の成功、安倍首相の米議会演説と8月の談話がカギ(2)
2015年03月22日12時04分[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
韓中間の熱い問題であるTHAAD問題は取り上げることすらなかった。王外相は記者らの質問に、「われわれの立場はすでに何回も話した。だれもが知っていることであり公開されたもの」という回答だけ出した。韓国外交部関係者は、「THAAD問題は今回の会談の議題ではなかった。このため協議されたものはない」とその背景を説明した。
これと関連し、中国は意図的に今回の会談でTHAAD問題を取り上げなかったと分析されている。3カ国関係が冷え込んでいる主要因が日本の歴史認識問題にあるだけに、韓中間で不必要な摩擦を避けるためだ。また、日本政府の歴史認識転換のためには韓中共助が必要ということで両国が認識をともにしたためだ。
◇中国、THAAD問題で韓国との対立望まず
特にまだ韓米両国政府が正式にTHAADの韓半島配置に対する立場を示してない状況で、この問題を3年ぶりに開かれる3カ国外相会談で取り上げることも中国としては負担になったものとみられる。王外相の話のようにすでに中国政府はTHAAD問題に対し何度も反対の立場を表明しているだけに、すでに中国政府の要求を韓国はしっかり把握しているという判断からだ。その上THAAD問題議論のためのパートナーは事実上韓国というよりはTHAADの韓半島配置を望む米国であるためだ。キム・フンギュ教授は、「中国がTHAAD問題に言及しないのは、中国が韓国とこの問題によって破局に進むことを望んいないというメッセージを送ったもの。韓国をこれ以上刺激せず、また中国の意志が十分に伝えられたと判断したようだ」と分析した。
今回の会談でアジアインフラ投資銀行(AIIB)と関連しても具体的な議論はなかった。単に王外相が「韓国が参加することを望む」という意志を表明したと外交部は伝えた。すでに英国など欧州各国がAIIBへの参加を明らかにし、米国政府も「主権国の判断に任せる」との立場を明らかにしているだけに、韓国も国益の側面から判断するだろうというのが中国の計算とみられる。
パク・チョルヒ教授は、「3年ぶりに3カ国外相会談が開かれ、5年ぶりに共同発表文が出されたことを契機に、3カ国が対立しながらも緩やかに関係修復を進めると期待される」と話した。発表文に「歴史直視、未来開拓」が含まれたことに対しては、「しかし歴史問題の解決は簡単ではないだろう。中国が8月の安倍談話発表を控え、不十分な内容が盛り込まれないよう事前に牽制する性格があるようだ」と話した。
国防大学安保大学院のパク・ヨンジュン教授は、「3カ国首脳会談は年内に開かれると予想する。ただし意味ある成果がなければならないため時間は多少かかるだろう。韓日関係改善に向け今回の会談をうまく活用しなければならないだろう」と話した。(中央SUNDAY第419号)
これと関連し、中国は意図的に今回の会談でTHAAD問題を取り上げなかったと分析されている。3カ国関係が冷え込んでいる主要因が日本の歴史認識問題にあるだけに、韓中間で不必要な摩擦を避けるためだ。また、日本政府の歴史認識転換のためには韓中共助が必要ということで両国が認識をともにしたためだ。
◇中国、THAAD問題で韓国との対立望まず
特にまだ韓米両国政府が正式にTHAADの韓半島配置に対する立場を示してない状況で、この問題を3年ぶりに開かれる3カ国外相会談で取り上げることも中国としては負担になったものとみられる。王外相の話のようにすでに中国政府はTHAAD問題に対し何度も反対の立場を表明しているだけに、すでに中国政府の要求を韓国はしっかり把握しているという判断からだ。その上THAAD問題議論のためのパートナーは事実上韓国というよりはTHAADの韓半島配置を望む米国であるためだ。キム・フンギュ教授は、「中国がTHAAD問題に言及しないのは、中国が韓国とこの問題によって破局に進むことを望んいないというメッセージを送ったもの。韓国をこれ以上刺激せず、また中国の意志が十分に伝えられたと判断したようだ」と分析した。
今回の会談でアジアインフラ投資銀行(AIIB)と関連しても具体的な議論はなかった。単に王外相が「韓国が参加することを望む」という意志を表明したと外交部は伝えた。すでに英国など欧州各国がAIIBへの参加を明らかにし、米国政府も「主権国の判断に任せる」との立場を明らかにしているだけに、韓国も国益の側面から判断するだろうというのが中国の計算とみられる。
パク・チョルヒ教授は、「3年ぶりに3カ国外相会談が開かれ、5年ぶりに共同発表文が出されたことを契機に、3カ国が対立しながらも緩やかに関係修復を進めると期待される」と話した。発表文に「歴史直視、未来開拓」が含まれたことに対しては、「しかし歴史問題の解決は簡単ではないだろう。中国が8月の安倍談話発表を控え、不十分な内容が盛り込まれないよう事前に牽制する性格があるようだ」と話した。
国防大学安保大学院のパク・ヨンジュン教授は、「3カ国首脳会談は年内に開かれると予想する。ただし意味ある成果がなければならないため時間は多少かかるだろう。韓日関係改善に向け今回の会談をうまく活用しなければならないだろう」と話した。(中央SUNDAY第419号)