長渕剛、レジェンド競演「ありがとう」被災児童らへ向け「乾杯」披露
2015年3月22日6時0分 スポーツ報知
シンガー・ソングライターの長渕剛(58)が21日、東京ドームで東日本大震災の被災児童自立支援のために行われた「2015ハイチュウプレゼンツ トモダチチャリティベースボールゲーム」に出演した。
松井秀喜氏(40)、デレク・ジーター氏(40)と豪華共演。被災地の中学生が米国の中学生チームと野球で対戦した後、サングラスに革ジャン姿で現れ「白球を一心に追いかける姿を見たら、俺も何だか一生懸命歌いたくなってきたよ」と笑顔。ギターを手に代表曲「乾杯」を聴かせた。
かたい絆に 思いをよせて―。東北の子供たち65人を含む1万2000人が聴き入った。「ジーターありがとう! 松井秀喜ありがとう! トモダチバンザーイ!」と声を張り上げた長渕は、野球界の2人のレジェンドと握手を交わした。
被災地への思いが3人を引き合わせた。長渕は2011年の震災発生以降、航空自衛隊基地で隊員と合唱したり、福島・浪江町の小学生を自身の故郷・鹿児島県霧島市の神造島(かみつくりしま)に招待したり、継続的に支援活動を行ってきた。これまで松井氏、ジーター氏と面識はなかったが「その道を究めた人」と敬意を持っており、今回もイベントの趣旨に賛同して参加した。
「子供たちというのは未来そのもの。『ひとりじゃないよ』というメッセージは、僕自身もギターを持ち始めてから歌ってきたテーマです」と思いを語る。8月22日には富士山麓の「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)で10万人を集めオールナイトライブを行う。この日の絆を胸に、富士山へと向かう。