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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は21日、昨年12月に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されたイオンエンジンの1回目の連続運転が予定通り終了した、と発表した。

 はやぶさは打ち上げ後の機能確認の段階を経て、3月3日からイオンエンジンの推進力で速度を増す本格的な航行に入っていた。現在、地球から4200万キロを秒速約27キロで順調に慣性で航行中という。

 連続運転は6月にも予定されており、11~12月には地球の引力を利用して軌道を変更し、加速する「地球スイングバイ」を行う予定。目的地の小惑星1999JU3には、2018年6~7月に到着する計画になっている。(野瀬輝彦)