アップルは「日本での成功拡大」を狙っているのか・・・「開発拠点」を横浜に置くということは=中国メディア
2015-03-21 22:15
中国メディアの零刻網は17日、米アップル社が横浜に研究開発拠点を置く理由について論じる記事を掲載し、「日本での成功をさらに拡大させる計画なのではないか」と論じた。
記事は、アップルのスマートフォン「iPhone」にとって日本は間違いなく成功を収めた市場の1つだと指摘し、「日本はスマホアクセサリーやサービス、顧客経験価値といった点から見ても成熟した市場だ」と指摘。アップルだけでなく、関連するアプリやソフトウェアの開発を行う新興企業にとってもそれは同様だと論じた。
一方で、日本はビジネス上の慣例から飲食文化、公共交通機関の利用といった生活面にいたるまで「日本の消費者はあらゆる価値観において米国の消費者と異なる」と指摘。だが、「違いがあると言っても魅力的な日本市場を放棄するわけにはいかない」としたほか、米国西海岸では飲食を中心に日本文化が流行しており、「日本で働きたい」と考える米国人は少なくないと論じた。
さらに「日本で成功する」ということは特別な意味を持つことだと指摘し、「アップルは日本で成功した数少ない企業になった」とする一方、アップルは横浜に開発拠点を置くことで「日本での成功をさらに拡大させる計画なのだろう」と論じた。
また記事は、アップルの開発拠点は横浜のみなとみらいに設置される見込みと伝え、その背景にはみなとみらい地区が「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」として健康や医療についての特区であるためだと紹介、アップルは横浜の開発拠点で「iPhoneや“AppleWatch”を活用するなど、健康分野の製品やサービスの開発を行う見込み」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)