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日韓局長級協議 慰安婦問題「具体的進展なし」3月16日 21時22分
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日本と韓国の外務省の局長級協議がソウルで行われましたが、外務省の伊原アジア大洋州局長はいわゆる従軍慰安婦を巡る問題での具体的な進展がみられなかったという考えを明らかにしました。
伊原アジア大洋州局長はソウルを訪問し、16日午後、韓国外務省のイ・サンドク(李相徳)北東アジア局長と協議を行いました。
協議のあと、伊原局長は記者団に対し、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について互いの主張についての理解は深まっているとしながらも「お互いがそれぞれの立場について説明をし合うという状態が続いている」と述べて、具体的な進展はみられなかったという考えを明らかにしました。
また、パク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の出国を禁止する措置が続いていることについても議論したとしたうえで、「一貫して、韓国側に適切な対応を求めてきている」と述べて、改めて韓国側に抗議したことを明らかにしました。
このほか、韓国が福島県などの水産物の輸入を禁止している問題について日本側から早期に解除するよう求めましたが、韓国側からは満足できる説明はなかったとしています。
日韓関係を巡っては、今月21日にも開かれる予定の日本と中国、韓国3か国の外相会議に合わせて、2国間の外相会談を行う方向で調整が進められており、関係改善の糸口をつかめるのか焦点となっています。
協議のあと、伊原局長は記者団に対し、いわゆる従軍慰安婦を巡る問題について互いの主張についての理解は深まっているとしながらも「お互いがそれぞれの立場について説明をし合うという状態が続いている」と述べて、具体的な進展はみられなかったという考えを明らかにしました。
また、パク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の前ソウル支局長の出国を禁止する措置が続いていることについても議論したとしたうえで、「一貫して、韓国側に適切な対応を求めてきている」と述べて、改めて韓国側に抗議したことを明らかにしました。
このほか、韓国が福島県などの水産物の輸入を禁止している問題について日本側から早期に解除するよう求めましたが、韓国側からは満足できる説明はなかったとしています。
日韓関係を巡っては、今月21日にも開かれる予定の日本と中国、韓国3か国の外相会議に合わせて、2国間の外相会談を行う方向で調整が進められており、関係改善の糸口をつかめるのか焦点となっています。