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香港の「運び屋」 賛成・反対の双方がデモ3月16日 10時53分
香港で買った商品を中国本土に戻ってから転売して利益を得る行為が問題視されるなか、香港で、賛成・反対双方の市民によるデモ活動が行われました。
香港では、中国本土からの観光客を装って粉ミルクなどの日用品を大量に買い込み、本土に戻ってから高値で転売して利益を得る「運び屋」と呼ばれる一団の行為に、先月から一部の香港市民が抗議デモを続けています。
15日、香港の政治のトップ、行政長官の官邸が一般公開されたのに合わせて、運び屋に反対する市民が敷地に入って抗議しようと試み、警備に当たっていた警察官に取り押さえられる騒ぎとなりました。
一方、別の場所では、運び屋を支持する親中派の市民団体のメンバーなどおよそ300人がデモ行進しました。
参加者は中国の国旗を掲げながら、「本土と香港の境界を通過する人は客だ」と書かれたプラカードを手に政府庁舎まで歩き、「運び屋であろうとなかろうと、香港経済は中国本土からの買い物客に依存している。商業活動は多いほど経済は発展する」と話していました。
運び屋を巡っては、市民からの規制を求める声の高まりを受けて、香港政府が中国政府と対応を協議していますが、賛成派と反対派の対立が鮮明になりつつあり、香港社会に波紋を広げています。
15日、香港の政治のトップ、行政長官の官邸が一般公開されたのに合わせて、運び屋に反対する市民が敷地に入って抗議しようと試み、警備に当たっていた警察官に取り押さえられる騒ぎとなりました。
一方、別の場所では、運び屋を支持する親中派の市民団体のメンバーなどおよそ300人がデモ行進しました。
参加者は中国の国旗を掲げながら、「本土と香港の境界を通過する人は客だ」と書かれたプラカードを手に政府庁舎まで歩き、「運び屋であろうとなかろうと、香港経済は中国本土からの買い物客に依存している。商業活動は多いほど経済は発展する」と話していました。
運び屋を巡っては、市民からの規制を求める声の高まりを受けて、香港政府が中国政府と対応を協議していますが、賛成派と反対派の対立が鮮明になりつつあり、香港社会に波紋を広げています。