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チリ 世界遺産の都市で大規模な山火事
3月16日 8時20分

チリ 世界遺産の都市で大規模な山火事
歴史的な町並みが世界遺産に登録されている南米・チリ中部の港湾都市、バルパライソで大規模な山火事が発生し、1人が死亡、33人がけがをし、チリ政府は非常事態宣言を出して警戒しています。
チリの首都サンティアゴの北西100キロほどのところにある港湾都市、バルパライソで13日に山火事が発生し、これまでに560ヘクタールが焼失しました。
チリの国家非常事態庁によりますと、この火事で、近くに住む60代の女性1人が死亡したほか、消防隊員や市民など33人がけがをしたということです。
火事は、延べ数百人の消防隊員が消火に当たり、一時は火の勢いが収まったものの、強風で再び火の勢いが増しているということで、チリ政府はヘリコプターや航空機で上空からも消火活動を続けています。さらに、現地に非常事態宣言を出し、市民や観光客に対して火事の現場には近寄らないよう呼びかけるとともに、軍を動員して警戒しています。
バルパライソは、19世紀の歴史的な町並みがユネスコの世界遺産に登録されていますが、火事の現場はおよそ10キロ離れていて被害は出ていないということです。バルパライソでは去年4月にも火災が発生し、15人が死亡、500人以上がけがをしました。

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