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クルド首相 IS壊滅に向け国際社会の協力を3月16日 4時03分
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過激派組織IS=イスラミックステートとの戦闘を続けるクルド自治政府のバルザニ首相が現地を訪れた日本の薗浦外務政務官と会談し、クルド人部隊はISの支配区域を次々に奪還しているとして、組織の壊滅に向けた国際社会のさらなる協力を求めました。
イラク北部のアルビルを訪れた薗浦外務政務官は15日、クルド自治政府のネチルバン・バルザニ首相と会談しました。
この中で薗浦政務官は、日本がISの支配区域から逃れた避難民や難民の支援などのため9000万ドルの支援を決めたことを説明したうえで「短期的な人道支援だけでなく中長期的な支援を行っていく」と述べ、帰還の見通しが全くたたない人たちのための支援を継続していく考えを伝えました。
これに対しバルザニ首相は、「IS支配区域から大量の避難民が逃れてきて重い負担になっており日本の支援はありがたい」と述べたうえで、「ISとの戦闘ではクルド地域のほとんどの地域で押し返し、状況はよくなっているが、ISの壊滅には国際社会のさらなる協力が必要だ」と訴えました。
このあと薗浦政務官は、去年6月にISに制圧された北部の都市モスルなどから逃れたおよそ3000人が暮らす避難民キャンプを訪ね、支援物資を避難民の代表に手渡しました。また、9か月もの間テントで避難生活を送る子どもたちと日本のアニメ映画を一緒に鑑賞して交流しました。
薗浦政務官は、「避難民の方々の先行きが見えないつらい状況がよく分かった。長期的な視野にたって心のケアや娯楽の提供など多様な支援が考えられ、日本としてさらに何ができるか検討したい」と述べました。
この中で薗浦政務官は、日本がISの支配区域から逃れた避難民や難民の支援などのため9000万ドルの支援を決めたことを説明したうえで「短期的な人道支援だけでなく中長期的な支援を行っていく」と述べ、帰還の見通しが全くたたない人たちのための支援を継続していく考えを伝えました。
これに対しバルザニ首相は、「IS支配区域から大量の避難民が逃れてきて重い負担になっており日本の支援はありがたい」と述べたうえで、「ISとの戦闘ではクルド地域のほとんどの地域で押し返し、状況はよくなっているが、ISの壊滅には国際社会のさらなる協力が必要だ」と訴えました。
このあと薗浦政務官は、去年6月にISに制圧された北部の都市モスルなどから逃れたおよそ3000人が暮らす避難民キャンプを訪ね、支援物資を避難民の代表に手渡しました。また、9か月もの間テントで避難生活を送る子どもたちと日本のアニメ映画を一緒に鑑賞して交流しました。
薗浦政務官は、「避難民の方々の先行きが見えないつらい状況がよく分かった。長期的な視野にたって心のケアや娯楽の提供など多様な支援が考えられ、日本としてさらに何ができるか検討したい」と述べました。