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国連事務総長「 日中韓の対立 早期解消を」
3月16日 4時03分

国連事務総長「 日中韓の対立 早期解消を」
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日本を訪れている国連のパン・ギムン(潘基文)事務総長は、NHKの取材に応じ、戦後70年に当たることし、東アジアの安定に向けて、日本と中国、韓国が良好な関係を保つよう各国の指導者が努め、歴史認識などを巡る対立を早期に解消することが重要だ、という考えを示しました。
国連防災世界会議に出席するため来日した国連のパン・ギムン事務総長は、仙台市内でNHKの単独インタビューに応じました。
このなかでパン事務総長は、戦後70年に当たることしの東アジア情勢について、「21世紀がアジア太平洋の時代と言われるなかで、東アジアの経済大国の日本と中国、韓国の3か国が協調し、互いに協力することが極めて重要だ」と述べ、3か国が良好な関係を保つことに強い期待を示しました。
そのうえで、「いまなお歴史認識を巡る問題は解決されていないが、各国の指導者たちがより未来志向になることを心から望んでいる。とりわけ日本の指導者たちが、寛容で未来志向の展望に立ち、歴史認識を巡る対立の一刻も早い解消につなげてほしい」と述べ、日本の取り組みを求めました。
また、韓国出身のパン事務総長は、70年がたっても朝鮮半島が分断されている現状について、「環境が整えば、いつでも北朝鮮を訪問する用意はあるが、現状では韓国と北朝鮮の関係は最悪だ。両国が対話や交流を増やして、朝鮮半島統一に向けた一歩を踏み出してほしい」と述べ、双方の歩み寄りが重要だと訴えました。

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