米国のカリフォルニア大学バークレー校で１８日（現地時間）、同校の韓国系女子学生が授業料の値上げに抗議するため、半裸姿でパフォーマンスを披露した。複数の韓国メディアが、ロサンゼルス・タイムズなどの報道を引用して伝えた。 　同校の学生約３０人は、授業料を５年間に渡り毎年５％ずつ引き上げる案について議論していた大学評議会の会議室に乱入。一部の学生は椅子の上で服を脱ぎ、下着姿になると、「授業料の値上げは学生とその両親に対する学費の借金の負担を大きくするものだ」と訴えた。また、偽の紙幣を会議室の空中にばらまくパフォーマンスも展開した。 　中でも、黒い下着姿で半裸状態になった同校の３年生に在学する韓国系女子学生、クリスティン・キムさんの写真がインターネット上に拡散し、“半裸抗議”として話題を集めた。キムさんが身につけていた下着のブラジャーには「学生」、パンツには「負債」と英語で書かれていた。 　評議会にはジェリー・ブラウン州知事も出席していたが、学生らの抗議により一時中断した。大学警察は、デモ隊に対し、ただちに会議室を退出しなければ逮捕すると警告。学生らは１０分ほどで会議室を退出したことから、逮捕者は出なかったという。（編集担当：新川悠）（写真は「ｒａｄｉｏｋｏｒｅａ」のウエブサイトで１８日に掲載されたニュース画面のキャプチャ）