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神田沙也加タブー、テレビ局に広まる?「顔が大きい」発言に、事務所がクレーム&謝罪要求

Business Journal 3月20日(金)22時30分配信

 映画『アナと雪の女王』(2014年)の大ヒットで歌唱力が認められブレイクした、歌手で女優の神田沙也加。メディア露出が増えるにつれ、一部インターネット上では「顔が大きい」など心ない沙也加へのバッシングが騒がれるようになった。そのため、テレビ業界においては「沙也加の顔は大きい」と表現することは控えられているという。民放テレビ局関係者が語る。

「数年前、ある情報番組の芸能コーナーで、女性コメンテーターが『お母さんの(松田)聖子のほうが、沙也加より顔が小さい』と発言したことがあったのですが、オンエア直後に聖子さんの所属事務所(当時聖子と沙也加は同じ事務所に所属)からクレームが入った。たまたま聖子さんが番組を見ていたらしく、『次の放映でコメンテーター自身に謝罪させろ』と激怒して、謝罪の文面まで提示してきました」

 実際、そのコメンテーターが謝罪した時の映像を見てみると、「私の話で沙也加さんの容姿について、事実でないことを放送上失言してしまいまして、多くのみなさんを傷つけてしまいました。ほんとに申し訳ありませんでした」と語っている。

「事実関係と違っていたりして番組内で謝罪することは多々ありますが、『顔が大きい』レベルで、公共の電波で謝ることは滅多にないことです。以後放送で沙也加さんの容姿に関することには、細心の注意を払っています」(同)

 別の民放テレビ局プロデューサーも証言する。

「うちの情報番組で、聖子さん母娘の話題を取り上げた時、あるタレントのコメンテーターがスポーツ新聞に丸く切り抜かれて掲載していた沙也加さんの写真を見て、『顔がうちわみたいにまん丸ね。円の中にすっぽりおさまっているわね』と発言したのですが、オンエア直後に聖子さんの事務所担当者から私に直接電話があったのです。『あの発言はないんじゃないか。(聖子さんの)家族みんなでテレビを見ていたんだが、全員怒り心頭だ。特におばあさんがひどく怒ってしまってどうしようもない。番組でコメンテーター自身に謝罪させてほしい』と激怒していました」

 その謝罪時の映像を検証してみると、問題の発言をしたコメンテーターではなく番組の司会者が、「沙也加さんに関する発言で、関係者に不愉快な思いをさせる発言をしたことを謝罪します」と発言している。

「コメンテーターが謝罪を拒否したため、司会者が代わりに謝ったのですが、その放映を見た聖子さんの事務所担当者からまた電話があって、『謝罪してくれてありがたいが、コメンテーター本人が謝ってないじゃないか』と、またいちゃもんをつけてきたのです。いい加減、クレームに呆れていたので、『勘弁してください。今後は気をつけますから』と再度謝罪して、ようやく納得してもらいました」(同)

 筆者も実際に沙也加の顔を間近で見たことがあるが、芸能人特有の顔の小ささに驚いたことがある。とにかく一般人とは比にならないくらい目立って小さかった。

 2世タレントとしては珍しく、親の七光りを勘違いせずに数多の苦労を重ねてきた沙也加。事務所の過敏な反応によるクレームで、ようやく築いた地位に水を差されないことを願いたいものである。
(文=編集部)

編集部

最終更新:3月20日(金)22時30分

Business Journal