松笠(松ぼっくり)

P1020475.jpg200mほど東に、行きつけの医院がある。

今日は、検尿・採血をするため、朝食抜きで診察に赴いた。

医師とは、近くのコンビニを襲い直ぐつかまった間抜けな泥棒の話や、日本時間の今夜から始まる欧州の日食で、太陽光発電がパニックになるとか、他愛のない話を交わした。

処置室の看護師とは、サイケデリックな彼女の老眼鏡の縁の模様を冷やかしたりして、腕を捲くった。

歳を取り過ぎたためか、二の腕の静脈がなかなか顔を出さない。

腕を擦ったり叩いたりしてやっと、採血用の針が静脈に刺さり、針と管とを通って注射筒に血が溜まり、めでたしめでたしで終わった。

帰途、医院の前に植えてある赤松の根元に、松ぼっくりが落ちていた。 その中に、珍しく丸い形の物があったので拾ってきた。

うろ覚えだが、松ぼっくりは、四月頃から育ち、翌年の十二月ころに、種子を飛ばすと聞いている。

拾った松ぼっくりは、2年間じっと、種子を守り、三年目の今日、固い鎧を私たちに見せてくれたと思うと、とても愛おしく感じた。

焼き菓子

P1020468.jpg過日、遊びに来た息子夫婦から、焼き菓子のお裾分けを貰った。

横浜の、ありあけと言う菓子店が作ったもので、去年、包み紙を変えたとのことだった。

カステラを生地にし、刻んだ栗を淹れた栗餡を包み込んだダブルマロンは、白い包み紙に、カステラを生地にし、ビターなココアの餡を包み込み、全体をチョコで包んだ黒船ショコラは、チョコレート色の包み紙に、それぞれ、包まれていた。

貰った菓子は、甘さを控えた食べやすい味と量なので、年寄りのおやつに打って付なのではと思った。

新しい食べ物を口にすることを、楽しみにしている私たちだが、息子夫婦と、お裾分けの焼き菓子を食べながら、、これからの互いの過ごし方について、甘い話ばかりではなく、辛口の話にも時間を費やした。

軟骨(ソーキ)そば

P1020472.jpgテレビ塔付近にある百貨店で、大九州・沖縄展を催していた。

チラシを見ると、ソーキそばのイートインがあるようなので、家内と、食べに出かけた。

11時を過ぎていたので、催し場は勿論、イートインの食卓も混んでいた。

ソーキとは、豚の肋骨付き脂肉の骨が、櫛(ソーキ)のように見えることに由来するそうだ。、

私たちは、ソーキではなく、豚の軟骨を煮込んだ、軟骨(ソーキ)そばを注文した。

注文したそばの具の肉は、骨付き肋骨ではなく、軟骨なので、正式にはソーキとは言えないのだが、チラシには、軟骨(ソーキ)そばと書いてあったので、この言い方に倣った。

麺は、かん水が入った太麺だが、沖縄そばに倣い、自然冷却したためか、固くざらざらした感触だった。

鰹出汁のさらっとした塩スープが、軟骨の脂濃さを易しく包んでいた。

初めて食べた物が、ソーキそばではなく、軟骨(ソーキ)そばだったが、年寄りには、軟骨(ソーキ)そばの方が食べやすいようだ。

イートインに座った人たちの食べ物を盗み見したら、大半の方が、長崎ちゃんぽんを食べていた。

イートインの従業員の許可を得て、軟骨(ソーキ)そばを、真上から写してみた。

突き出し看板

DSCN0668.jpg札幌市の繁華街には、壁面から道路に突き出た看板である、所謂、突き出し看板は少ない。

多いのは、建物の屋上に構築物として作られた、突き出し看板もどきだ。

その札幌で、道路に突き出し看板の一部が、先月、地上に落下した。

落下物は、不運にも若い女性にあたり、その女性は、今も、意識不明の状態だ。

今朝、散歩の途中で、落下現場を観たが、何事もなかったような静かな佇まいだった。

JR札幌駅界隈と、ほぼ、同等の人通りがある四丁目交差点付近の看板は、屋上構築物である突き出し看板もどきが多く、突き出し看板よりは安全な造りだった。

最近の社会は、昔のように、良いものを作れば口コミで商品が売れる状態ではないらしい。

商品の良し悪しは別として、広告をしなければ、その商品の流通が滞るほど、情報社会になってしまった。

更には、iPonneに代表されるように、視覚的なデザイン性が、商品の売れ行きをも左右する時代になった。

デザイン性は、それでも飽き足らず、組織そのものの機能性にも、デザイン性が要求されるようになって来たようだ。

社会的地位が相対的に高くなって来た看板の、設置許認可は、単なる届け出制で、審査は書類だけと言う。

私が飲用するヨーグルトの看板を眺めながら、看板は、建物と異なり、機能的に減価しない広告媒体なのだから、その維持管理は、建物の維持管理より厳しい物理的規制をしなければいけないのかなぁ、と、短絡的で稚拙だが、暫らくぶりにお固い考えが浮かんだ。

元祖きびだんご

P1020464.jpgiPoneブームが去り、日本の携帯電話業界は、再び、ガラパゴス化に向いてきたと言われている。

それかあらぬか、携帯電話業界では熾烈な競争が続いている。

一社が、犬を使った広告を始めたら、他の一社は、昔物語の、桃太郎を含む、三太郎を使い対抗している。

四丁目十字街にある某百貨店に、岡山県の「元祖きびだんご」があったので手を出した。

桃太郎伝説発祥の地とも言われている岡山県の廣栄堂で作っているものだ。

とても柔らかく、わらび餅のような感触なので、求肥で作ったと思われる小さい団子だ。

桃太郎伝説の、物語の進め方は、明治20年に国定教科書に載るようになってから、桃から生まれたと変えられた。

江戸時代から明治初期にかけては、桃を食べた爺と婆とが若返り、和合して生まれたのが桃太郎となっている。

私が、父親から聞いた桃太郎話は、江戸時代の物語の進め方だった。

母親からは、かぐや姫物語や、一寸法師の話や、すり鉢姫物語や舌切雀等だった。

かちかち山物語も、縄を解いてもらったタヌキが、もっと残酷な仕打ちを、婆さんにしたように聞いたものだ。

ともあれ、黍(吉備)団子と言う食べ物で主従関係を成立させることや、勧善懲悪の思想を培うように教育されたように思われる。

北海道でも、栗山町で、異なる製造元の名を冠した、日持ちが良い固めの、きびだんごが作られている。

私と妻の防災リュックザックには、他の防災グッズとともに、栗山で作られた、きびだんごも詰めている。

大沼だんご

P1020467.jpg昨日・一昨日と、道南に仕事で出張した息子が、お土産を持って遊びに来た。

誰の口にも合う、醤油と小豆餡とで包んだ「大沼だんご」だった。

昨年末に、転倒のため膝蓋骨を痛め、入院リハビリ中の嫁も、入院先から外泊許可を貰って、息子と一緒に来た。

嫁の膝蓋骨は完全に治癒したが、膝関節を包む筋肉と、大腿筋肉の強化のため、4月上旬までは、入院を続けリハビリをするそうだ。

嫁が入院している病院の同室には、90歳前後の女性が多いそうだが、その人たちの中には、くしゃみによって、脊柱の椎間板が潰れ、入院を余儀なくされた人も多いと話していた。

ひびが入った茶碗のように脆い骨になってしまった私たちは、くしゃみをするにも、よほど注意をしなければと、嫁の話を真剣に聞き入った。

半日天下の雪将軍

P1020463.jpg日本に影響のある海域で、北半球の亜寒帯低圧帯は、従来からアリューシャン列島付近だった。

ここ暫らくの天気の状態から、低気圧の墓場は、西方に移動し、北海道に近いオホーツク海に移動してきたように感じる。

今日の札幌は、中央区は曇り、北区・東区は、15時まで雪の予報だった。

予報を無視して、中央区を散歩したが、帰途の11時半ころの東区は、視界が50mほどの降雪になった。

極寒期の冬将軍に代わり、少し、勢力が弱い雪将軍が、手勢の雪を引き連れ東区に、姿を現したのだ。

風がなく寒さも緩いためか、綿のような大きな雪が、無言で真っ直ぐに地面を白く覆ってしまった。

14時現在で、約6cmの積雪となり、この時期としては思いがけない荒天となった。

我が家の近くで、生活道路を歩いている人も、一足づつ足元に気をつけながら歩いていた。

でも、今日の白い化粧を最後として、大地が次第にあたたくなり、やがて、緑の化粧に代わるのだろうと思うと、肩に受けた湿り雪も、いとおしく感じた。

この雪将軍の命は、明智光秀の三日天下より短い、半日天下に終わりそうだ。

カレンダー
02 | 2015/03 | 04
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ブログで世界旅行(スイス編)


presented by スイス旅行

プロフィール

無陀仏(ムダブツ)

Author:無陀仏(ムダブツ)


  • 生年  1923年・癸亥
  • 生地  旭川市の中心部
  • 住所  札幌市の北東部
  • 家庭  糟糠の妻と二人
  • 晴天  老妻と巷を徘徊
  • 雨天  陋屋で専ら転寝

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カウンター