「GAIA」…それは息づく大きな生命体。
混沌の時代にも希望を見いだし再生を果たして未来へ向かう。
そこにきっと夜明けがやってくる。
今年1月オープンしたばかりの店があります。
SECONDHANDSHOPつまり中古専門店。
この店有名ブランドの服の品揃えが豊富です。
こちらは中古のルイ・ヴィトン。
こちらは中古のバーバリー。
この店売り上げのおよそ6割を外国人客が占めるそうです。
こちらの団体さんはマレーシアからのツアー客。
中古品の専門店になぜ外国人客が押しかけるのか?一方遠く離れたアフリカの市場では。
ここでも日本の古着は特別な存在です。
日本で使われていた商品。
いわゆるユーズド・イン・ジャパンに価値がある。
世界がほしがる日本の中古。
その最前線を追った。
赤道直下の国ウガンダで今中古の冬物コートが大人気。
暑くはないのか?なぜ売れる?中古車が溢れる国に日本の業界最大手が乗り込んだ。
しかし…。
勝つための仕掛けがあった。
日本ではタンスの肥やしになっていた中古ランドセル。
それがアフリカの人たちを驚かせる。
今日はですね日本のさまざまな中古品を海外に売り出そうとしている企業があると聞いてここは横浜市に来ています。
ここですね買取専門と書いてあります。
ブランド品金プラチナと書いてありますけどちょっと行ってみましょう。
いらっしゃいませ。
どうもこんにちは。
なんでも買い取ってくれるっていうことなんですけども。
生ものとか法律に違反するようなもの以外は全部買います。
確かに生ものは腐りますからね。
それ以外はなんでも。
そうですね。
ああそうですか。
なるほど!なんかステレオからこんなのもあるんですか!そうですね。
カセットじゃないですか。
懐かしい。
日本人形。
これなんか海外は喜ぶ人がいるかもしれない。
そうですね。
日本人形ミシンですね。
今まで粗大ごみとして出すにもちょっと最近お金かかるじゃないですか。
そいうものもほとんど?ほとんど買い取れます。
はぁこんなのもあるの?はぁそしてこちらは…。
子供用ですね。
子供が大きくなるとこういうのは使わないんでしょうね。
そうですね。
古着!はい。
この1袋ごとお客様が持ってこられまして中はですね…。
これはちょっと新品ですね新品の服とかジーンズですね。
こういったもの。
あとは子供用の服ですね。
やっぱり日本人が使ったっていうものはきれいだとかそういう…。
そうですね。
いくらメイド・イン・チャイナであってもですね国民性ですかねきちっと物を大切にするとか…。
そうですねそういう国民性でしょうね。
なるほど。
この町に本社を構えるのが中古品を何でも買い取る全国64店舗で買い取られた中古品はこの本社に集められます。
使われているうちについた傷や汚れはここできれいにしていきます。
こうして補修された中古品は写真を撮りそして日本で売れないものは海外へ。
香港タイドバイなどに送っています。
倉庫では大量の中古品が輸出されるときを待っていました。
中でも目につくのはこれ。
すべてグーッとこの奥まで日本からおよそ1万2,000キロ。
東アフリカに位置する首都カンパラは人口およそ150万。
赤道直下の町です。
この地にエコリングのスタッフが乗り込んできました。
エコリングはここカンパラに倉庫を構え去年9月からビジネスを始めていました。
倉庫には古着がうずたかく積まれていました。
日本から船便で1か月かけて送られてきたものです。
(スタッフ)いろんなものが入ってる。
そうですね。
この阪神タイガースって書かれたピンクのユニホームとか。
そうですねここにトラのマークがあるんですけど。
実はここで販売もしています。
客は中古品を扱う業者や一般の人。
入り口には「JAPANHIGHQUALITY」の文字が。
ここはカンパラの中心地にある東アフリカ屈指の巨大な市場です。
ウガンダ中から商売人と客が集まってきます。
この中にまさに商売の最前線。
しのぎを削っています。
上にかかっているのがドイツからの古着。
下が中国からのものです。
ドイツからの中古ジーンズは中国からのものは更に安いといいます。
木下さん送り元をチェックします。
イギリスカナダそして中東などからも古着が送り込まれていました。
ウガンダ支店を任されているのはこの人。
西アフリカにあるセネガル出身の日本に留学経験があり4年前エコリングに入社しました。
この日ビラヒムさんが落ち込んでいました。
実はスタッフの一人が売り上げをごまかしていたことがわかったのです。
弱気になるビラヒムさんを上司である木下さんが励まします。
木下さんが町に出かけました。
手にはなぜか中古のランドセル。
実は日本独特で丈夫なランドセルを店の看板商品にしたいと考えていました。
まずはみんなの反応を見ることにしたのです。
この人いきなり自分のバッグの中身を移し始めました。
かなり気に入った様子。
オウワーオ!品質は認めてもらえました。
ならばいくらなら売れるのか。
まずリュックサックの相場を尋ねます。
木下さんいくらで売ろうというのでしょうか。
いきなり半額に。
ランドセル果たして看板商品として客を呼び込めるのか。
ふだんは中東のドバイに駐在する木下さん。
ひと月に一度ウガンダにやってきます。
来るたびに悩まされるのがこれ。
アフリカでは虫や動物を媒介する伝染病に気をつけなければなりません。
このウガンダを足がかりにアフリカ中で商売を展開したい木下さん。
このときある仕掛けを考えていました。
数日後。
あたためていた作戦を実行することに。
そのカギとなる人たちがやってきました。
こちらの3人の女性商売をしたいと考えていますが元手がないという人たちです。
まず彼女たちはエコリングから古着を預かります。
それを好きな値段で客に売ることができます。
商品が売れると決められていた一定の金額をエコリングに支払います。
残った分が彼女たちの稼ぎになるという仕組みです。
高く売れるほど自分の稼ぎが増えるためみな真剣に商品を選びます。
エコリング側は一人ひとりがどれだけ持っていったかをチェックするだけ。
ここはカンパラから30キロ離れた彼女たちは自分たちが住んでいるこの町の広場を売り場所に選びました。
この日は週に一度の青空市場が開かれます。
早速店開き。
この人はキャシーさん。
他の店とは明らかに品質の違う古着を並べ始めました。
すると…。
隣で売る女性が何か言ってきました。
文句でしょうか?キャシーさんどれだけ日本の古着を売ることができるのか。
一方木下さん。
新たな販売システムは動き始めましたがある大きな問題を抱えていました。
それはこの時期大量に送られてくる冬物の古着です。
赤道直下のカンパラでは売れず在庫があまっていました。
すると木下さん冬物を袋に詰めるようスタッフに指示しました。
そして旅に出たのです。
ナイル川を渡りサバンナを抜けどこへ向かうのか?ひたすら車は走ります。
アフリカのウガンダに進出している中古品業者のエコリング。
日本から送られてくる冬物の古着が売れずに困っていました。
そこで木下さんある作戦に打って出たのです。
到着したのはアルア。
首都カンパラから北におよそ500キロ。
コンゴに隣接する国境の町です。
100キロを超える冬物の古着を持ってきました。
木下さんこの町で売りさばこうというのです。
町でいちばん大きい市場の中に倉庫と売り場をすでに確保していました。
木下さんこの町は初めて。
まずは市場を見て回ります。
実はここには衣類を扱っている店がほとんどありません。
珍しく服を売る店が開くと聞いて多くの人が集まってきました。
開封と同時に日本から届いたものだとアピール。
すると客が古着を奪い合います。
赤道直下の国で冬物のコートを着込んだ人たち。
なぜか皆ごきげんです。
まさに狙いどおり。
来た甲斐がありました。
エコリングから服を預かって販売しに行っていた女性たちが4日ぶりに戻ってきていました。
服はほとんど売り切ったそうです。
あのキャシーさん。
売り上げの中からおよそ6,000円をエコリングに支払います。
彼女たち自身もそれなりに稼げたようです。
この女性もほぼ完売。
彼女たちにとってもこのシステムはありがたいといいます。
木下さん次の一手に出ます。
あの巨大マーケットの一番いい場所に店を開こうというのです。
4区画をまとめて借り受けエコリングの名を一気に高めようという作戦です。
あのランドセルを客引きの目玉にしようと考えていました。
木下さんここウガンダを手始めに日本の中古品をアフリカ全土に売っていくという夢を描いています。
一方知られざる中古車大国。
そこに日本の中古車業界最大手が乗り込んだ。
ところが…。
日本は年間およそ128万台もの中古車を海外に輸出しているそうです。
主にどんな国へ運ばれていくのでしょうか。
いちばん多いのはこちら。
東南アジアのミャンマーです。
去年1年間におよそ16万台を輸出しました。
ここ数年民主化が進み急速に経済発展を遂げていることから初めて車を持つ人が増えているということです。
2番目はこちら。
ロシアです。
冬は極寒となるため車が立ち往生すると命にかかわることもあるそうです。
そのため故障の少ない日本の中古車が人気だということです。
そして3番目はこちら。
中東のアラブ首長国連邦です。
ここからアフリカの国々に売られていきます。
その中継基地として輸入台数を増やしているそうです。
そして4番目はこちら。
オーストラリアの隣ニュージーランドです。
ニュージーランドは自国の自動車メーカーが存在しないことから新車も中古車も輸入に頼ってきました。
これまではそれぞれの国の業者が日本で大量に車を購入。
そしてまとめて船で運んで自分の国で販売していました。
しかし最近こちらニュージーランドでは新たなサービスが始まりました。
お客さんがニュージーランドにいながら日本の店舗にある中古車を自分で選んで買えるというものです。
知られざる中古車大国ニュージーランドを狙うある日本の企業を追いました。
ニュージーランド最大の都市オークランド。
ニュージーランドは人口は450万人と少ないものの車の普及率は世界第3位です。
そして走っている車のおよそ6割が中古という中古車大国。
日本と同じ左車線右ハンドルの国です。
そのニュージーランドで日本人ビジネスマンが動き出していました。
訪れたのはカーフェアとよばれる中古車のフリーマーケット。
個人で車の売り買いをする場所です。
こちらは並んでいる車はどれも年式が古いものばかりです。
内田さん気になった車のボンネットを開けました。
衝突事故によってずれたフレームを溶接で直した跡です。
電気系統を制御する装置にもヒビが入っていました。
また幹線道路沿いには中古車販売店が軒を連ねています。
売られているのはドイツ車やアメリカ車などさまざまですが実はそのほとんどが日本で使われていた車です。
ニュージーランドの業者は日本で売れ残った中古をまとめて買い付け販売してきました。
そのため質の悪い中古車も少なくないといいます。
こちらの男性が乗っているのはホンダの中古車。
とはいうものの走行距離を見てみると21万キロも走っていました。
そのニュージーランドに去年11月日本の中古車業界最大手が進出しました。
あのガリバーです。
他の中古車店とは違い展示してある車はわずか15台。
そしてどれも中古車には見えません。
すでに話題となっていました。
店長はカーフェアを視察していた内田さん日本にいたときは加盟店を増やす部署にいました。
100軒以上の店舗を立ち上げた実績が買われこのニュージーランド進出を任されたのです。
展示している車はあくまでも客を呼び込むためのもの。
内田さんはあるシステムをニュージーランドに持ち込んでいました。
実はこれガリバーが独自に開発したシステムです。
ここは客から買い取ったばかりの車を店長があらゆる角度から撮影していました。
その画像をガリバー独自のシステムに取り込みます。
更に年式や走行距離など車の情報も詳しく入力します。
ここニュージーランドの店にも同じシステムを持ち込んだのです。
しかしこれまでにない買い方にお客さんは…。
こちらでも…。
注文を受けてから船で運ぶため届くまでに2か月ほどかかってしまうのです。
ニュージーランドの客からは不満の声。
内田さんどう応えるのか?ニュージーランドに進出したガリバーの1号店。
画像だけを見て中古車を注文するという新たな買い方がこの国の客にはなじんでいませんでした。
店長の内田さん部下の長井さんとともに策を練ります。
ここオークランドだけでもライバルの中古車店は500軒以上あります。
そこで勝ち残っていくために改めて自分たちの強みを打ち出していくことにしました。
翌日。
新たな気持でお客さんを迎える内田さんたち。
この日やってきたのはニュージーランドに移住してきた中国人の家族です。
探していたのはBMWのセダン。
たくさんの候補のなかから選んだのはしかし届くまでに2か月かかると知った途端黙ってしまいました。
すかさず内田さんがフォローに入ります。
実は内田さん他の中古車店にはないサービスを打ち出していました。
納車してこうした保証サービスが決め手となり契約がまとまりました。
オーケーサンキュー。
サンキュー。
次に来たのはこちらの夫婦。
トヨタのプリウスを探していました。
返品できることや無償で修理するサービスなどを説明すると…。
この2010年製のプリウスを買ってくれることに。
このプリウスバンパーにはこんな目立つ傷がありました。
現物を見なくても信頼してもらえたようです。
こちらは広島市内にあるガリバーの店舗。
店の駐車場に画像で見たプリウスがありました。
バンパーにはあの傷が。
注文を受けたときのファックスを見せてくれました。
そこには「NewZealand」の文字が。
今回の場合ニュージーランドの方ですからどんな方がお乗りになるんだろうって。
あっこれ海渡るんだ!と思うとちょっと感覚が違いますよね。
早速プリウスが運ばれていきます。
向かった先は千葉県野田市にあるガリバーの整備工場。
ここは商品化センターと呼ばれ買い手がついた車を商品として仕上げるところです。
あのプリウスも届いていました。
まずは板金と呼ばれる作業。
大きな歪みや傷はもとより細かい傷まで研磨しきれいにしていきます。
破損していたバンパーは新品と交換。
最後は車体全体を塗装し直しました。
3日間かけて1台の車を整備するそうです。
これが日本の中古車のクオリティー。
あのプリウスがまるで新車のように生まれ変わりました。
ここから港へ運ばれニュージーランドへと向かいます。
注文した夫婦のもとに届くのは2か月後のこと。
一方ガリバーの本社では重要な会議が行われていました。
そこでは壮大な世界戦略が練られていたのです。
ガリバーの本社では重要な会議が開かれていました。
地図上の青い色の国々は日本と同じ右ハンドル。
そこに次々と進出していこうというのです。
海外戦略を担うのが3年以内に海外800店舗を目指すといいます。
再びニュージーランド。
ガリバーの世界戦略1号店です。
この日女性がやってきました。
2か月前に注文したミニクーパーが日本から届いたのです。
5年間で1万8,000キロしか走っていない車です。
ベリーグッド。
日本のクオリティーの高い中古車がまた1台海外の人の手に渡りました。
内田さんたちはオープンから4か月で158台を売りました。
5月にはニュージーランド2号店をオープンするそうです。
日本で作られたものはいい。
というメイド・イン・ジャパンではなく日本人が使っていたものはいいというユーズド・イン・ジャパンが今外国人に人気となっている事が今回わかりました。
物をムダにしないという観点からも日本の中古品を海外に売る仕組みが今後更に求められていくのではないでしょうか?2015/03/17(火) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
ガイアの夜明け【なぜ世界で人気!?ニッポンの“中古”】[字]
「日本人が使った中古品」を世界が欲しがる理由とは▽古着…家電…ランドセル…何でも買い取るリサイクル店▽ニュージーランドで日本にある中古車が買える!?驚きの仕組み
詳細情報
番組内容
いま、海外で日本の“中古品”の人気が高まっている。日本製ではなくても、日本で使われていたもの、つまり“ユーズド・イン・ジャパン”に価値があるというのだ。「日本人が使用していたものだから品質が良く、使い方も丁寧で、それほど使い古されていない」などのイメージがあるようだ。そんな中、ニッポンの中古品を世界に輸出していこうという企業の動きを追った。
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】杉本哲太
音楽
【音楽】
新井誠志
【テーマ曲】
◆オープニング曲
「鼓動〜ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)
◆エンディング曲
「夜空の花」(作曲/新井誠志)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウイリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
関連情報
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◆公式Twitter
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